沙漠の国の物語 ~鋼の旋律~ (ルルル文庫)

著者 :
制作 : 片桐 郁美 
  • 小学館
4.38
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本棚登録 : 43
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521344

作品紹介・あらすじ

沙漠が揺れている。聖地だったカヴルでは、『星読みの徒』の危険な思想に従って戦いにより「聖地カヴル」を取り戻そうとする一派と、それを避けようとする穏健派の対立が強まっていた。そんな中、シムシムの使者だったラビサは危険な思想を持つ人々から疎まれ、ついに廃墟の地下遺跡に閉じこめられてしまう。そこは『星読みの徒』の聖地。そしてある事件が起きて…!?一方、ラビサを案じるジゼットのもとに急報がもたらされ…。

感想・レビュー・書評

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  • 砂漠8巻目。

  • 沙漠の国の物語 第8弾。再び "星読みの徒" の手に落ちたラビサは "星読みの正巫女" リードゥの協力を得ようと"星読みの徒" の内部を探る。沙漠に混乱をもたらした黒幕の姿がいよいよ明らかになる…ラビサとジゼットがずーっと離れ離れで寂しいけれど…随所に二人がお互いを想う心が描かれていてとても切ない物語になっています。

    自分ができることは何かを懸命に考え行動するラビサの姿はとても凛々しいけれど、緊張の糸がどんどん張り詰めていくようで、とても辛い。そんな時に思わぬ形で沙漠の騒乱の原因を知ることになり、混乱するラビサが想うのはジゼットのことで。彼女が思わず口にする言葉が本当に切ない。
    一方ジゼットはゼクスや元旅団仲間たちのサポートを受けて、着々と事態の核心に迫る。状況を聞きラビサを想い逸る心を、周囲の大人が巧くフォローしていて、前巻でトゲトゲだったジゼットがとても冷静で穏やかでほっとする。「ありがと」なんて、気が張り詰めてる時には言えないものね。

    ラビサとジゼットの緩急が物語をどんどんクライマックスに導いていて、とてもいい流れ。いい緊張感があります。

    そんな主人公二人の描写はとても好いんだけど…正直 "星読みの徒" にまつわるストーリーは蛇足に感じるくらい弱い(何事も"運命" で片付けちゃうからイヤってのもあって今まで感想もあまり書けなかった)キーパーソンのリードゥにも大きな転機が訪れるんだけれど、あまり納得できないというか…書き込みが足りていない感じがするなぁ。

    なにはともあれ、ラビサとジゼット、リードゥも。それぞれの決着を着ける為、舞台は不穏な空気が漂う聖地カヴルへ。楽しみです!

  • リードゥとウルハが切な過ぎるッ><
    衝撃の真実が二人のわだかまりを解こうとした瞬間にあんなことが起きるなんて…(涙)。
    ラビザももういっぱいいっぱいだし、ジゼット! 早く助けに来てーッ!!

  • シリーズ8作目

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