キャンディ・ポップ 4 (小学館ルルル文庫 く 1-12)

著者 :
  • 小学館
4.27
  • (6)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521429

作品紹介・あらすじ

若いころカミと旅をしたという伯母に会うため、アイリスはザオネイルと再び旅をすることに。謎のコインとカードをヒントに、二人が向かったのはランズーカ南端にある港町。二人旅を楽しむアイリスだが、"魂の記憶"に縛られたザオネイルが不意に消えてしまう。ついに彼の過去が明らかに…!?カミさまと人はいつまでも一緒にいられない!?二人の恋の行方はどうなる!?コミカル・ラブファンタジー、ついにクライマックス。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最終巻です。
    1巻2巻は、まだ世界観が馴染めなくて、読むのがなかなか進まなかったですが、最終巻はきっちりまとまってました。終わりよければすべてよしです。

    ザオネイルがカミさまになった理由とか、過去でのシュシュとの関係とか、「霧の回廊」とか、豪快なアイリスのおばさまとか、気になってたところがちゃんと出て来ました。

    毒にやられた街の人を救うべく、アイリスが4つ目の願いをザオネイルに伝え、それをかなえるとタブーを犯したことになって「霧の回廊」に戻らないといけないから、願いを叶えることを拒むザオネイル。ちょっとシリアスな展開です。結局4つ目の願いを叶えて「霧の回廊」に戻ってしまったザオネイルに、どうなるのかと思ったら、意外な展開でハッピーエンドで終わりました。

    理由はよく分からなかったですけど、アイリスと同じ時間を過ごせるようになったザオネイル、人が変わったっていうのか、急にアイリスに対するラブ度が増して、ちょっとにやついちゃいました。もうちょっとラブラブな感じが見たかったかな。

    シリーズ通してさくさく読めましたけど、後半の方が面白いので、このシリーズを読むときは、一気に読んだ方がいいですね。

  • おわった〜

    今までのノリから察するに、
    悲しいエンディングにするとは思えなかったけど、
    いい感じに上手くまとまっていた〜

    最後の最後にアイリスとザオネイルが急接近!
    ドキドキとかはなかったけど、
    観ていて『ああよかったなあ』と
    すっきりと思えた。

    アイリスのおばさまが超いいキャラ!
    そういやアイリスのおばさまとカミのストーリーがあまりに
    さらりすぎて、
    その辺番外編とかださないのかな?


    アイリス、最後の最後までいじらしくて素直で超可愛かった。

  • 惰性で買っていたキャンディ・ポップシリーズの第4巻にして、完結巻。

    正直このシリーズ、私ははまってないな~と思っていたのですが、うぉ~昇華した!!!!!!!!
    「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」並の称賛をあびていいと思います。

    業突く張りな神様回収係のクロやら、ずるばっかりする見た目幼女のシュシュやら出てきて、とっ散らかっている感がでていた2~3巻でしたが、全部4巻でしっかり解決してくれました。

    少女小説の王道と言えば王道なのですが、しっかり安心感もって、でもストーリー上のスリルは楽しみつつ読ませていただきました。

    しかし冷静に考えれば、またしても、慈愛にあふれつつ、突っ走ってしまうお姫様のヒロインだ。いいんだ、好きだから。
    読書は、脳内栄養補給の手段だから、一番栄養取れるものを選べばいいんだ。

    そんなわけで、この作品の魅力は、やはり、素直でかわいいヒロインのアイリスなのですが、それと同時に、ヒーローである、ザオネイルもまた可愛い。好きな子相手に意地張っちゃうなんて、ド定番な設定ながらも、可愛い可愛いと思って読んでしまいました。
    やはり男子にはどこか、少年らしい部分を少しだけ残しておいてほしいものですね。


    最初にも書きましたが、見事な大逆転。
    途中でくじけず、4巻一気読みがお勧めです。

  • 倉吹さん好きー。

    一応シリーズモノだけど、短編でもいけるかな。

    この第4巻が私は好き。
    笑えた。
    そして少しばかりシリアスな場面も。

    主役の2人、とても素敵。
    どんだけウヴなんだよ。
    ウヴにも程があるぜ。

    ハッピーエンド万歳!!

全5件中 1 - 5件を表示

倉吹ともえの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×