- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094521726
作品紹介・あらすじ
両親を失い、親王家の姫としての身分を捨てた綺姫が買った一枚の薄様-それは不思議な出会いの始まりだった(深山くのえ「冬の蝶」)、彼女いない歴=年齢!!恋愛オンチの女子高生・比奈と魔界の王子様の結婚式!?(片瀬由良「愛玩王子-My Dear」)、必ず彼女を守る-陰謀うずまく後宮で、太子が愛する宮女・水蓮のためにした決意とは?(葵木あんね「青宮の華燭」)豪華執筆陣によるトキメキ花嫁ストーリー。ラブ満載の一冊です。
感想・レビュー・書評
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中編ひとつ、別のシリーズ番外編2つ、のアンソロジー。
別シリーズは別段内容を知らなくても読めましたが
多分『愛玩王子』はかなりの人数が出てきたので
知っていた方が面白いかも?
『青宮の華燭』は別の国の話なので
普通に読めます。
一言で終わらせるなら、シンデレラストーリー?
中編『冬の蝶』は、不思議な話。
半分かった紙に文字を書いたら、もう半分の紙に
その文字が現れるという…。
メールを、と作者は言っていましたが
チャットみたい、と思いました。
ライン、の方が適切?w
誤解とすれ違い、という、読んでいる方にとって
はらはらどきどきの展開盛りだくさん、でした。
しかも最後の、相手の父親の苦悩内容。
じゃ、もう大丈夫だ、と思わせる後押し付。
にやにやしながら読んでしまいましたw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3人のアンソロジーです。表紙はあくまでイメージ・・・
「冬の蝶」(深山くのえ)薄幸な主人公-綺姫がひょんなことから幸せをつかむ心温まるストーリー。あとがきに「平安時代にメールが…」とありますが、肉筆だからこそ伝わる心の動きが主人公二人の距離感を伝えてくれます。タイトルの「冬の蝶」が登場する終盤では、綺姫と高季を応援して手に力が入り、最後に思わず「よかったね」と呟いてしまいました。脇役もぴったりとはまっていて、短編にしておくには惜しいと思いました。
「愛玩王子~My Dear~」(片瀬由良)結婚式前後の主人公二人と、愉快な仲間たちの繰り広げる明るいお話。「愛玩王子シリーズ」は読んだことがありませんが、さわやかな読後感です。
「青宮の華燭」(葵木あんね)地味でまじめな主人公-水連が、後宮で見初められ、その特技(?)を活かして周囲にも認められめでたく結婚を…というお話です。水連がちょっと真面目すぎるのですが、かわいいお話です。
ということで、とても素敵な1冊に仕上っています! -
花嫁がテーマのアンソロジー。深山くのえさんのが一番面白かった。墓参りの後、紙を買った少女が、「出会うはずのない男性」と知り合うという話ですが、今までこういうのをこの時代で読んだことはなかった!やや男性が軽くないとこうはならないけど(笑)、面白〜。
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深山くのえさん狙いで買いました。が、どれも面白かったです。
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「冬の蝶」に出てくる薄様、欲しくなりました。
メールよりも繋がりを感じる気がします。 -
深山くのえさんの名前が著者欄にあったので即買い。
他の作者さんのも面白かったですが、やっぱり深山さんのが一番お気に入り。 -
全1巻の読み切り
両親を失い、親王家の姫としての身分を捨てた綺姫が買った一枚の薄様──それは不思議な出会いの始まりだった(深山くのえ「冬の蝶」)
彼氏いない歴=年齢!! 恋愛オンチの女子高生・比奈と魔界の王子様の結婚式!?(片瀬由良「愛玩王子~My Dear~」)
必ず彼を守る──陰謀うずまく後宮で、太子が愛する宮女・水蓮のためにした決意とは?(葵木あんね「青宮の華燭」)
豪華執筆陣によるトキメキ花嫁ストーリー!!
ラブ満載の一冊です!