封殺鬼 帝都万葉 (小学館ルルル文庫 し 2-9)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521856

感想・レビュー・書評

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  • 帝都で広がる霊障騒ぎに何やら絡んできた武見の持っていた簪。
    その簪のいわくを追ううちに達磨に憑いた霊と、昔男と心中した女が何らかの関係があることがわかったが・・・
    この「桐子シリーズ」好きです。強がりな桐子とそれを甘やかしたり見守る鬼たち。
    クスっと笑える件もチョコチョコあって飽きません。
    今回は冷静な顔で内心穏やかでないユミちゃんがかわいい。
    真顔で幽霊に恋のお悩み相談する桐子もうけるし。
    霊関係の話だけでなく、今回は恋愛要素も。一筋縄ではいかない恋愛物語。桐子ばーちゃんの青春☆

  • 封殺鬼シリーズ、桐子編の続き。
    今回は粋な芸者の姐さんと男気ある「達磨」が、重い話に彩りを添えている。
    鬼二人も相変わらずだが、桐子が主人公の位置にいるためか、あまり活躍がなかったような・・・。
    やはり弓生と聖の見せ場も欲しいなあ、と。
    そしていつか現代編も再開してもらえたらもっとうれしい(現代編の神島・御景・秋川の次期当主たちの話も読みたい)。
    ・・・しかし。桐子と志郎がその後どうなるのか知ってて今回の話を読むととてもせつない気分になる・・・。

  • 桐子ちゃんがちょーかわいい〜〜。なんだあのかわいさは。志朗さん、抱きしめてあげて〜。きっとぶっ飛ばされるけど。うう、この時代シリーズいいなあ。でも本編で志朗さんとかあんま幸せそうっぽくなかったような気が。うろ覚えだが。ちょっと心配。「時間を止めたがっている」とゆう弓生の言葉にずしっときた。ああ、長い、長いよなあ。不穏な時代の空気がひしひしと。軍部ヤな感じだ。にしても霧島さんもっていきかたうまいなあ。闇の描写の仕方とかも好きだ。かっこいい。

著者プロフィール

大阪生まれ。『出てこい!ユーレイ三兄弟(ブラザーズ)』でデビュー。ファンタジーとホラーのジャンルで活躍。「封殺鬼」シリーズ 、「カラクリ荘の異人たち」シリーズ、「九十九字ふしぎ屋 商い中」シリーズ、「あやかし同心」シリーズほか、著書多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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