封殺鬼 クダンノ如シ (下) (小学館ルルル文庫 し 2-12)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522334

作品紹介・あらすじ

聖や弓生とともに怪異の根源である穂積関係の周辺事情を探る桐子。やがて彼女は穂積妙子に「寄生」しているものの正体が祟り神であり、このままでは妙子の生命力が喰らい尽くされるということを知る。桐子は祟り神を祓い落とすため、穂積逸人によって閉じ込められている塔から彼女を連れ出すことにした!ついにクライマックスを迎える神島桐子編。桐子と志郎の恋にもようやく決着が。

感想・レビュー・書評

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  • 若き女子の身でありながら、陰陽道にたずさわる神島家の長である桐子。気位が高く高慢ともみられがちな彼女が、女学校へ通うことに!?
    にゃー!たのしいにゃー!あの、あの桐子様がですよ!ツンデレ桐子様がですよ!!ともだちじゅうにんでっきるかな~。てなぐあいに友達つくりまくるって、どんだけ楽しいか!でも、これシリーズ最終巻か……むー。さみしい。それぞれのカップルも、それぞれの結末がついて、さみしくも楽しませてくれました。惜しむらくは、二匹の鬼の出番がちょっと少ないことかな。今回は学園もののよさを満喫させていただきました。にこにこ。須賀しのぶさんが好きな方におすすめです。

  • 中尉ーーーーーー!!!!!!!!!!(ぶわわわわ)
    迦具也さんそんな気はしたけど清香ちゃんすきなん……

  • シリーズ最新作最終巻読了
    佳作の上遅筆と来れば次回作は何時になることやら…

  • 2月16日読了。図書館。

  • なんと桐子編ラストだそうで。残念。
    そのために。志郎と桐子のロマンスが最後にグイっと進展。事件はハッピーエンドとは行かなかったけど、この二人はある意味ハッピーエンドですかね。
    件のようで違和感のある妙子の正体がわかり、桐子は彼女を助けるために動き出す。塔から彼女を連れ出し、術を施す準備を進めていたが、そこには桐子が思いもよらないような誤算が潜んでいた。
    妙子が健気に兄を慕う気持ちが切ないです。
    鬼二人はあんまり出番ないですが、聖の三段重弁当はぜひにも食べたいところです。
    そしてなんだかんだ言っても京都の側近も桐子に甘いのではないかと思ってしまうのでした。

  • 怪異の根源である穂積関係の事情を探る桐子。やがて彼女は穂積妙子に「寄生」しているものの正体が祟り神であり、このままでは妙子の生命力が喰らい尽くされるということを知る。

    終わったー!
    妙子と中尉の最後には涙。切なすぎます。死に急ぐ中尉が心配です。

    桐子と志朗もまとまってよかったです。実にふたりらしい結末。

    清香ちゃんと朔さんの恋をひそかに応援しています。
    このふたりで本出たら即買いするほど好きでした。

  • ようやくでたーっ!
    今回は弓生も聖も出番少ない。後ろで大人しくしています。
    ハッピーエンドでは無いけれど、後味は悪く無いかなー
    桐子と志郎が結婚して、子をなす事は前のシリーズで知っている事だけど、改めて思うと、アイツ志郎の孫なんだなぁーって、シミジミです。
    弓ちゃんのさりげない嫌み。弓ちゃんの皮肉。弓ちゃんの冷ややかな一瞥。
    弓ちゃんは聖みたいにあからさまじゃないけど、過保護です。
    このコンビ大好きなので、続きで無くてもでて欲しいです。現代でも過去でも良いので、読みたいっ!

  • 志朗~~~~!!!
    よしっ、よく言った!!
    誰にも渡さない宣言にかーなーりにやりとしてしまった。
    もうっ、ほんっと桐子ちゃんがかわいすぎて。
    志朗じゃなくても抱きしめたくなるわー。
    当主モードのときとのギャップがまたいいんですよねー。
    これがいわゆるツンデレっというやつなのだろうか?
    桐子のお話はとりあえずこれで終りとゆーことらしいですが、
    是非是非続きもかいて欲しいもんです。
    つーか、本編で桐子がでてきたのってほんっとどシリアスな時だったような
    気がするんだが、うーんイマイチ覚えてないなあ。
    あんとき志朗いたっけ?

    妙子ちゃんと中尉は切なかったなあ。
    赤い繭のなかでのシーンはほろほろ涙です。
    自分の手にあまるものを、それでも背負おうとする穂積さんはなーんか
    イタイタしかった。
    そんなに待たせない、のひとこともぐっときました。

    にしてもたったひとつの約束も守れずにゆがませてしまった人間の欲というものに、どうしようもなさを感じてしまう。
    はあ。そうなんだよねー。そーゆー部分があるんだよなあ、哀しいことに。

    桐子を心から心配する聖と弓生の様子がふふふでした。
    特に弓生のカグヤに対しての態度の理由が、メッチャツボだった。
    うう、ホント大切なんだなあ。

    そしてミキさんさいこー。
    さりげに志朗さんを片桐さんに紹介してるとことか。
    ふたりのかみあうような、あわないよーな会話がおもしろかった。
    そして付喪神、かわいすぎるぜ。

  • 封殺鬼にしては、大分甘いお話。
    これが精一杯なんだろうなぁ、と思いつつ。

    桐子のその後を知っているので、どこか切なくなる。

  • 完結、ということで残念。
    雰囲気が好きです。泣けました。
    新書版もあるらしいがソチラは未読。

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著者プロフィール

大阪生まれ。『出てこい!ユーレイ三兄弟(ブラザーズ)』でデビュー。ファンタジーとホラーのジャンルで活躍。「封殺鬼」シリーズ 、「カラクリ荘の異人たち」シリーズ、「九十九字ふしぎ屋 商い中」シリーズ、「あやかし同心」シリーズほか、著書多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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