〈恋死に王〉と迷子の寵姫 (小学館ルルル文庫 ひ 2-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522440

感想・レビュー・書評

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  • 平川さんの第2作目を読破。

    凪かすみさんのイラストに惹かれて購入しましたー(*´Д`)ハアハア

    歴史を正しく記す役目を代々担ってきたシュゼ家の娘・ミアナ。

    念願の史官となったミアナの最初の仕事は、百年前の出来事「東方連合」の正確な歴史書を編むこと。

    その参考のため、〈恋死に王〉という異名を持つ、百年前のウールス国王の伝記を調べているうちに、ミアナは百年前のウールスにタイムスリップしてしまうのだった。

    ――というのが冒頭かな?

    タイムスリップした先で出会ったのは、彼女が調べていた〈恋死に王〉サグェン。

    ミアナは史官として、タイムスリップしたことを好機と見て、サグェンにいろいろ付きまとうことに。

    なんというポジティブっ子ww

    混乱はしているし、それを顔に出さないように努力はしているけれど、だからと言って仕事までやっちゃおうって思っちゃえるか。

    この子すごいわww

    仕事熱心なんだけれど、嘘とかつけない性分だし、感情を抑えるよう心がけているけれど、実はバレバレだったり。

    最初はなかなかミアナに感情移入できなかったのだけれど、徐々に変化が見られるようになると、好きになってきました。

    巫女ニィエや大ニィエ、サグェンの側近コズアスとか、魅力的なキャラクターたちばかりでした。

    特にコズアスさん。

    糸目でおだやかな外見(と描写されている)のに、かなりの毒舌家で。

    やっべww この人いいなwww となりました。

    苦笑

    っていうか、最後まで読んで思ったのですが、〈恋死に王〉の原因はこの人だろう。



    「東方連合」という大きな出来事のため、歴史を変えないようにサグェンを説得しようとするミアナ。

    んー、歴史を知っているからの行動とはわかるけれども、別にそれを気にしなくてもよかったんじゃないかなあ、と思ったり。

    きっと、彼女がその場に飛ばされたのだって、時の神がやったことでしょ?

    だとしたら「東方連合」に彼女の活躍が必要だったってことじゃ……。

    と思いつつ読んでいたら、おっ? って展開になってきて。

    あと大ニィエやニィエとサグェンのやり取りや過去を聞いていて、もしかして? って思い始めて。

    最後まで読んで「ふおおおっ」って震えました。

    おもしろかったです(*≧ω≦*)

    凪かすみさんのイラストもすばらしかった!

    もふもふかわいいよ、もふもふ(*´Д`)ハアハア

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