魔術師のプロポーズ (小学館ルルル文庫 あ 3-7)

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  • 小学館
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522501

作品紹介・あらすじ

クラファノ王国第六王女リリーネは、清く正しく美しく育ってきた。国のために政略結婚するのも王女として当然の務め、と隣国の第二王子ユーグとの盛大な結婚式に心して臨んだ。ところがユーグは駆け落ち逐電!さらに、式の様子を描くべく招聘されていた、気鋭の宮廷画家アルヴェンが騒ぎを大きくして…!?天才だが変人のマエストロ・アルヴェンと生真面目な王女様・リリーネの運命がもつれ合う。

感想・レビュー・書評

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  • 結婚式当日、花婿はかけおちをした。
    そしてその夜、風呂場にやってきた変人画家のせいで
    彼と結婚する羽目に。

    ある意味勘違い系いちゃらぶ話。
    勘違いで結婚させられて、相手を知って
    惹かれあって、忘れた頃に元花婿登場?
    とりあえず、守銭奴の秘書さまは一体どこから
    どうやってやってきたのでしょう?w

    昔の恋が出てきたり、よりも、昔の花婿の
    このお花畑な頭の中がすごすぎる…。
    どうやったらこうも素敵な育ちになるのかと思いきや
    父王の言葉に納得。
    馬鹿な子ほどかわいい、を地でいっているとは。

    己を偽る事をやめた王女。
    おかげで式は大混乱…いや、本音暴露大会?
    やってしまった事をやり返された、と思えば
    大丈夫なのかと。
    お花畑王子は、悲劇のヒーローしてくれそうですが。

    そして秘書さま…最後まで、きっちり守銭奴…w

  • 偉大な芸術家は狂気と紙一重なのか!?稀代の彼らはそんな感じだったのかなぁ? 王子にイラッとしたなぁ。ミカはもっと腹黒くてもよかったのに(笑)

  • 思ったよりも好きでした。画家も王女様も可愛いじゃない・・・
    ただ、王子バカすぎ(笑) 「世界は僕を中心に回ってるんだよね!」と何の疑いもなく信じてそうです。人物紹介は格好良かったのに・・・冒頭の置手紙の時点でほんのりお花畑具合は香ってましたがね・・・
    結構楽しめる、いい読み切り作品じゃないかなと思います。

  • 葵木さんの洋モノは初見。ですが、ノリは同じで、画家と王女が結婚する羽目になってからの、相互理解→両想い→離別の危機勃発→ラブラブはっぴーえんど、ですな。安定安心の乙女小説(笑)御馳走様でした。

  • 葵木あんねさんの作品は割合好きなんですけど、今回の設定はイマイチだったかなぁ。イラストはきれいでよかったんですけど、どうも宮廷画家と王女様との恋愛がピンと来ないというか、リリーネの男運のなさが涙をそそります。

    結婚を破棄された王子ユーグも人物紹介のところだとかっこいいんですけど、途中で戻ってきたときの性格が馬鹿過ぎたり、アルヴェンもなんか残念なところが多すぎて、ちょっとねー。

    やっぱり中華ものの方が好きです。

  • 元々葵木あんね氏の作品が好きですが、今回は高星麻子氏のイラストに惹かれて迷いなく購入してみました!

    今回も、マエストロの称号を持つ若き天才画家と結婚式当日に婚約者に駆け落ちされた王女様との王道ロマンス展開のお話でした。
    周囲の誤解から結婚する事になった2人ですが、少しずつ惹かれていく過程が良かったです。

    …シリーズ物でない読み切り形式のお話は面白いかどうか(自分の趣味に合うか)一か八かの賭けなのですが、今回はイマイチでした。
    画家とのロマンスが私の琴線に触れなかった所為かもしれませんが。(^_^;)
    イラストは文句なく美麗でしたので、評価はストーリーでは★3つでしたが、イラストで★を1つ追加して4つになりました。
    高星麻子氏の描くアルヴェンが大変格好良いです!
    そして、人物紹介の頁ではリリーネの元婚約者ユーグが理想の王子様像で描かれているのに、まさか中身があんなに残念だったとは…。
    ギャップに驚きました(笑)。

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