- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094523126
作品紹介・あらすじ
触れてもらいたいのに…すれ違い新婚ラブ!
アストラン国のユーリアは、かわいい女の子になりたいと願う可憐な王女。ところがユーリアには、他国に内緒の重大な秘密が。それは、生まれたときに悪魔から授けられた呪いの力。ほんの少しユーリアが触れただけで周囲の人を傷つけ、建物すら簡単に破壊してしまう――そう、ユーリアは人並みはずれた怪力の持ち主だったのだ!
そんなユーリアが17歳になったある日、父王の命令で新興国ブランデンに嫁ぐことが決まる。夫となる国王ジオンに呪いの秘密を知られないようにしなければ…と、恐る恐る婚礼の式典に向かうユーリア。だが、女嫌いのジオンは「お前と馴れ合うつもりはない」といきなり拒絶宣言! 接触しなければ秘密もばれず、ジオンにケガをさせる危険もない…むしろホッとするユーリアだったが、ジオンのまっすぐな心を知るにつれ、彼のそばにいたいと思うようになり…。
触れてもらいたい、でも触れあったらケガをさせてしまう――。心優しき呪われ王女と女嫌いな横暴国王の、すれ違い新婚ラブロマンス!
感想・レビュー・書評
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主人子が可愛かった。
悪魔のせいで、片手で柱が砕ける程力持ちの王女。親しくしてくれる人間が皆無なせいで常識がかなり欠けている。お金の概念は勿論、あらゆる常識がナイ。いくら厄介払いしたいからって、この子を国の代表として送るのはどうかと思う。
終始困って泣いているので、最近の「なろう小説」にいるような「明るくて鈍感で無双する主人公」が好みな人には合わないと思う。
嫌いか嫌いじゃないか論争する二人が可愛かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
政略結婚のため送りだされたのは、呪われた王女。
ひた隠しに頑張る主人公と、そのまま受け入れる国王。
この会話が成立しているけれど何かが違う状態が
ものすごく面白いです。
それでも何だかいちゃついてきますし。
国王の姉は一体どういう人なんだ? と思っていたら
最期には発覚します。
どうりで何だか爪の甘いというか
どうでもいい感じだな、と思いました。
しかし読みが甘いと思います。
もうちょっと、いけそうな頃を見計らわないと
何だろう? というだけになってしまいますし。 -
とっても怪力なのに、どこまでも弱気!
最強にして、最弱。
怪力なんて恥ずかしくて、絶対に知られたくない!という孤独な乙女心がとっても共感できる、胸キュンラブ。
作者のいつもの辛辣でエキセントリックなヒロインとは違って、とっても素直な良い子。その分、ジオンの姉がかなり複雑骨折した最悪な性格となっております。
私は気に入った。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4871.html -
怪力姫かぁ。うーん・・・
すれ違いにもほどがあるというか、
や、宮野さんは基本すれ違い専門?な気もしますが
それにしても、成就するまでがツライ。
どの作品も、ヒーローはヒロインだけを溺愛してくれるのですが
ことごとく伝わらない、すれ違う(笑)
そーゆー作風だと思って読んでますがね。
かれこれ読んできて、やっぱり
「不実な夫の愛し方」がいちばん好きだったかな! -
世間知らず系ヒロインが苦手なので入り込めなかったけど、その苦手意識がないならお話は面白いと思う。この方の作品はとにかくテンポがいいからコメディ部分が鉄板面白い。
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怪力特性によくある性格設定『気は優しくて力持ち』を極端化したユーリアと、理論的合理的を極めてきって情緒を失したジオンのやり取りが結果微笑ましい感じ。ユーリアの呪いの真相と最後の決断にはうるっとさせられたかな。