夢にみるのは、きみの夢 (ガガガ文庫)

  • 小学館 (2021年4月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (326ページ) / ISBN・EAN: 9784094530018

作品紹介・あらすじ

恋愛経験ゼロの女子、AI男子と同居する。

二橋美琴は乙女ゲームが趣味のオタクOL。

これまで友人がいたことがなく二次元の世界に浸りきった彼女の生き甲斐といったら、推しのイケメンキャラ・金堂町先輩に貢ぐことくらい。

そんな彼女に、生まれて初めて三次元で胸のときめきを覚える相手が現れた。同じ会社の先輩、佐々木優吾だ。

25歳の誕生日の朝、テレビで見た「今日の運勢」で自分の星座がランキング一位だったことに運命を感じた美琴は、思いきって佐々木先輩に話しかけてみようとする……が、あえなく玉砕。

その日の深夜、飲めないお酒を買い込み、一人荒ぶりながら公園でお花見をしている美琴のもとへ、金色の髪を持つ美しい青年が現れる。

転んで怪我した美琴の手当をしてくれたり、気さくな会話で楽しませてくれる青年。だが、彼には明らかに怪しい点があった。自分を研究所から逃げてきたAIロボットだと言うのだ。しばらくのあいだ自分を匿ってほしいとお願いされた美琴は、その場から逃走。

ところが、青年の言っていることは全て事実であることが判明して……。

恋愛経験ゼロ女子と、AIロボット男子との泣き笑いの同居恋愛ドラマ。

タレントとして活躍する三田麻央、初の書き下ろし長編ライトノベル。

感想・レビュー・書評

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  • 美琴の心情や周りの風景、一人称視点から見た周りの人たちの様子の描写がひとつひとつ丁寧で、読みながら情景が浮かんでくるような文章だった。
    そんなふうに丁寧に丁寧にナオとの関係や佐々木先輩との時間がしっかり描かれてたからこそ……終盤の展開は、かなり心にきた。

    あらすじだけ抜き出せばSFにありがちな設定ではあるんだけど、仕組みに気付き始める頃にはすっかり主人公に共感しきってしまっているので同じ目線で驚きを得られる、というか。
    この「語り手目線に同化しすぎて種明かしターンまで仕組みに気付かない」読書経験は、ジャンルは違うけど貫井徳郎『慟哭』あたりと似た構造かもしれない。

    だいぶ時間をかけて執筆されたとのことなので小説を書くのはこれっきりかもしれないけど……まおきゅんが紡ぐ物語をもっと読みたい。小説でも漫画でもどんなジャンルでもいいから、また作品を発表してくれるといいなぁ。

  • アイドル時代から大好きな三田麻央ちゃんの初著作とのことで、「推しの本だから」と読み始めたけれども素直な感想として「やられたーー!!!」という気持ち 所々の描写でハッピーエンドにはならないだろうとは踏んでいたがまさかこんなエンディングになるとは……物語がガラッと動いた瞬間「えっ?」と固まってしまった やられた〜!悔しい〜! 主人公の言葉回しがスッと入ってきてサクサク読めました 等身大の女オタクの描写といったかんじ。面白かった……

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