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本 ・本 (520ページ) / ISBN・EAN: 9784094532036
作品紹介・あらすじ
いつまでも色あせない、青に染まれ。
ついに藤志高祭が幕を開けた。
2か月の準備を経て、この3日間にありったけを注ぐ青春の祭典。
校外祭は優空の吹奏楽ステージ、体育祭は陽との二人三脚。応援団では、紅葉や明日姉たちと青色海賊団のパフォーマンスがひかえる。
そして最終日。俺、千歳朔こと優柔不断な王子さまは、白雪姫と暗雲姫のどちらかを選ばなければならない――。
なにもかもは掴めず、誰もが鏡に向かって問いかけている。
それでも俺たちは、たったひとつの望みにかけて、願う。
どうか今だけは。
いつまでも色あせない、青に染まれますようにと。
感想・レビュー・書評
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美しくなければ生きている意味がない。自分の信念とひたすらに向き合う千歳。しかし恋愛においていついかなる時も自然体ではいられない。シリーズ前半は千歳無双を描き、後半、夏の出来事から長らく思い悩む千歳の成長が見て取れ、9巻で一つの結末を迎える。もちろんチーム千歳の面々も飛躍的に心が成長し、夏から秋にかけて忘れられない時になった。
青春をこんなにも綺麗に切り取り、僕らが欲してやまない風景、感情を見事に読ませてくれる現代最強のライトノベルは、恋愛を通じて美しい生き方について提示してきた。
着地の完成度が高い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分らしさがわからなくなるけど、迷ったり周りに励まされたりしながら生きていく。
この作品は言葉の言い回しが気障なところが多いけど、一度きりの青春を精一杯駆け抜けていく感じがして、それがまたいい。 -
どういう物語なのか
どういう物語にしたかったのか
どういう物語になっていったのか
生まれ
変化し成長し
お互いに影響を与え合って
今につながっているから
一瞬を切り取る
お祭りの三日間だけを切り取る
始まるから
終わりが来て
節目になって
次につながっていく
この物語で大きな節目を迎えたからこそ
その先には
何があるのか
何もないのか
彼ら彼女らの未来に
つながっていくからこそ
物語としては先が見えたような気もするのに
未来はずっと続いていくように感じ始める
キャラクタの視点をしっかりと描いてくれているから
生き生きと感じる物語
ここまでアニメになるかな
最後までアニメになるかな
期待をしながら
著者プロフィール
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