青銅の神の足跡 (小学館ライブラリー 69)

著者 :
  • 小学館
3.50
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094600698

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 鍛冶屋関係で、
     多分先生のライフワークで、
     しかも東アジア的なスタンスで、昔を探る。
     かなり面白い。

  • 伊那市立図書館から借り出し

    (01)
    記紀をはじめ,古語拾遺,風土記,旧事記を捜索し,新撰姓氏録,地名辞書,柳田國男の著作や地域に残る伝承を参考に,銅鐸の発掘成果を照合して,古代の鉱山資源の利用とそれにあたった人材を考察している.
    青銅というタイトルではあるが,鉄とそれを作るたたらについての記事が多く,古代製鉄を探る上でも一度は目を通しておきたい労作である.
    地名と人名を手がかりにしてしている点が本書の画期的なところであったと思われる.銅鐸はもとより消費財ではないし,ほかに古代の銅製品とすれば銅矛や本書にも現れる銅鏡,やや下っては仏像などがあるが,その流通や加工についての言及はやや薄い.また,銅の量産普及版ともいえる鉄製品について,奈良平安の記録や考古学方面から別に言えることも,まだまだあるように思う.
    具体的な地名や人名が,重複も含め,これでもかというぐらい頻出している点では,とても楽しい読み物でもある.

  • 壮大な連想ゲーム。学究レベルの論証はなされていない。
    でもおもしろくて知的好奇心を刺激される。

  • 120

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1921年、熊本県水俣市生まれ。東京大学文学部卒業。 「風土記日本」「日本残酷物語」、雑誌「太陽」の初代編集長を経て、文筆活動に入る。「南島文学発生論」で芸術選奨文部大臣賞・第2回南方熊楠賞受賞。「海霊・水の女」で短歌研究賞受賞。 1981年以来、日本地名研究所所長として現在に至る。文化功労者。 冨山房インターナショナルより「谷川健一全集」(全24巻)を刊行した。

「2013年 『谷川健一全集 全二十四巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷川健一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×