幸福な食堂車 九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治の物語 (小学館文庫プレジデントセレクト)
- 小学館 (2016年9月6日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784094700091
作品紹介・あらすじ
九州の鉄道を変貌させたデザイナーの物語
1990年代以降、JR九州の各路線には個性的な列車が誕生してきた。精悍な“顔つき”で多くのファンをつくった特急「つばめ」(787系)、遊び心に満ちた色彩で親しまれた「ソニック」(883系)、和の素材、伝統、意匠を取り入れた九州新幹線「つばめ」(800系)……。本書は、これらのデザインを手がけたデザイナー水戸岡鋭治氏を描いたノンフィクション作品である。
水戸岡氏は高校卒業後、デザイン事務所での修行を経て1972年に「ドーンデザイン研究所」を設立。不動産広告のパース画や、家具・建物のデザインを手がけていた。
1988年のJR九州「アクアエクスプレス」のデザイン以降、特急、九州新幹線などの車両や、駅舎、街づくりなどのデザインを通じて、九州各地の活性化に貢献。
「金がかかるばかりで儲からない」と全国の路線から食堂車が消え去りゆく中、「乗客のための空間・広場であって、公共の乗り物の中にあってもいい」という発想で、食堂車をいまの時代に合ったスタイルで蘇らせた。
鉄道デザイン王国・九州を生み出した、水戸岡鋭治の「気」と「志」のすべてがここにある!
【編集担当からのおすすめ情報】
なぜ九州の列車は、他の鉄道にないオリジナリティがあるのでしょうか? ローカル線から特急、九州新幹線まで、唯一無二の車両群や駅舎などのデザインを手がけたデザイナー・水戸岡鋭治氏とは、いったいどのような人物なのでしょうか?
建築物のパース画の分野で一目置かれる存在だった水戸岡氏は、博多の「海の中道ホテル」のアートディレクションをきっかけに、JR九州での車両デザインの仕事を手がけていきます。
困難にぶつかっても、決して妥協することなく、ひとつひとつ最善の手を探っていく。「志」の高さに触発されて、かかわる人の心が揺り動かされながら、ゴールへ邁進する男の挑戦と熱意の記録です。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
デザイナー水戸岡鋭治の半生を描いた本書は、彼の独自の視点と情熱が生み出した九州の鉄道デザインの魅力を深く掘り下げています。著者の徹底した取材により、これまで知らなかった彼の背景やデザイン哲学が明らかに...
感想・レビュー・書評
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名デザイナー・水戸岡鋭治 氏の半生を描くノンフィクション。
水戸岡氏の著書ではわからず、本書を読んで初めてわかったことがたくさんある。手練れのノンフィクション作家の徹底した深掘り取材は、やはりすごいものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
九州新幹線はじめ
たくさんの列車をプロデュースしている
水戸岡鋭治さんに関する
読む「情熱大陸」的な一冊。
そんなに鉄道好きというわけじゃないのが
逆に意表を突く列車デザインにつながったのかも。
心地よい車両で、心地よい旅をしてほしい
そういう気持ちでこだわっているんですね。
初期にデザイナーとしての地位を確立した
パース画についても書かれていたので
『イラストレーションパース』というタイトルの
その本も見てみたくなった! -
79
水戸岡鋭治という人を初めて知った。
建築、デザインっていいな〜っと思った。
仕事に対する気持ちを高めることができた。
整理整頓掃除。
一生懸命何かを考えながら仕事をしていくと、誰かがいいタイミングでものを提供してくれる。
食事をする空間。食堂車という五感を刺激する場所。
発注する側がものを考えないという問題。
根元への問い。光を観に行くのが観光。
気に満ちているか。
神社には中心性も精神性も文化性も備わっている。
仕事にはパン仕事と花仕事がある。
一志治夫の作品
