黒澤明MEMORIAL10 9:酔いどれ天使 (DVDブック)

  • 小学館 (2010年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784094804393

作品紹介・あらすじ

黒澤×三船。この出会いが日本映画を変えた

黒澤明、そして三船敏郎。疑いもなくある時期世界でもっとも尊敬を集めた日本人である二人が、その名コンビをスタートさせた記念碑的作品がこれだ。
戦後のむせかえるような復興の熱気に満ちた闇市と、ドブ池のある街。そこに粗末な診療所を構える醉いどれ医師・真田と、肺を病む売り出し中のヤクザ・松永。銃創を負った松永を治療したことで知り合った二人は、互いの奥底に潜む弱さや強がりを鏡のように見出し、反発しあいながらも肺結核の治療に挑もうとする。だが松永の兄貴分・岡田が舞い戻ってきたことで街の様相は一変し、松永は親分からもつま弾きされ、体調は悪化し、どん詰まりの袋小路に追い詰められていく・・・。
三船の抜き身のナイフのような輝き、志村喬のやるせないほどのロクでもなさと人の善さ。キャラクター、ストーリー、時代の状況、映画に描かれた全てのもののエッジがギラギラと立ちあがる。この一本が日本映画を、いや日本の戦後を変えた!

【編集担当からのおすすめ情報】
言わずと知れた黒澤明と三船敏郎の初遭遇作品。「赤ひげ」に至る16作品で世界を震撼させたこの名コンビ誕生の秘密は何だったのか。
そもそも俳優になる気がなくオーディションで落選しそうだった三船を、なぜ黒澤が救ったのか、またドブ池と闇市という絶妙なセットはなぜ生まれたのか。「醉いどれ天使」の奇跡を生んだ当時の夢工場=撮影所の秘密を、自身渥美清との邂逅で名監督となった山田洋次が、監督の視点で語りおろします。
また名優・三船敏郎の意外な父としての素顔を、令息史郎氏が野上照代氏との対談で明らかにします。
日本映画が今より数十倍熱かった時代の清華である「醉いどれ天使」。日本映画の本当の実力を体感してください。

感想・レビュー・書評

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  • なるほど、すげえな三船敏郎、と何度も思った。
    こんな役者、もう居ない、出て来もしない、そう言われるのも頷ける。

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著者プロフィール

野上 照代(のがみ・てるよ)
1927年、東京生まれ。黒澤明監督映画のスクリプター、のちに制作助手。戦後、出版社勤務ののち、伊丹万作監督の遺児(後の伊丹十三)の世話を頼まれ、京都へ。1949年、大映京都撮影所に記録見習いとして就職。1950年、黒澤明監督『羅生門』に初参加する。以後、東宝に移り、『生きる』以降の黒澤作品すべてに参加(他監督作品も多数)。またエッセイストとしても有名で、1984年、「父へのレクイエム」で第5回読売・女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞優秀賞を受賞。同作は2008年に山田洋次監督『母べえ』として映画化された。著書に、『完本 天気待ち』(草思社文庫)、『母べえ』(中央公論新社)、『黒澤明 樹海の迷宮―映画「デルス・ウザーラ」全記録1971-1975』(共著・小学館)、ほか多数の黒澤関係の出版物に編者としてかかわっている。現在、黒澤映画の「語り部」として様々なメディアで活躍中。

「2021年 『文庫 蜥蜴の尻っぽ とっておき映画の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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