目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』 (アートセレクション)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096070079

作品紹介・あらすじ

若冲の生涯の傑作『動植綵絵』全30幅、そのすべてを収録。70数年ぶりに発見された幻の絵巻『菜虫譜』も収めた絢爛たる世界。

感想・レビュー・書評

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  • 「いちばんやさしい美術鑑賞」の説明を読んで、どうしても見たくなって、即、図書館。
    いや、すごい。本で見ても凄いんだから、実物はいかばかりか…見たい!
    幸い、全30幅、全て日本にある。宮内庁三の丸尚蔵館。いつ公開されるのやら、という感じだが、いつか必ずや本物を見たい!

  • 美術

  • まだまだ若冲ブームは続いています。
    全30幅(つまり掛け軸)にもおよぶ大作をひとつひとつ丁寧に解説しています。さらに要所要所でアップの写真があるので細部まで研究できてなかなか良い感じです。それにしても見れば見るほどすごい作品たちだなあ。。。現代に比べたら道具も貧素だったはずなのに。そう考えるとやはり超絶技巧だったんだろうな。

  • 一体、人の熱狂というのは何でしょう。若冲の人気ぶりです。西欧には非常にリアルな博物学的図像が多くありますが、若冲の興味はそこにあったのでしょうか。本流と見なされてこなかった彼の作品が、この機会に奇想ではない、しかるべき地歩を得られれば日本文化の幅が広がることでもあります。

  • 若冲展に行く前の予習として。素晴らしかった。

  • なかなか若冲の作品を見ることが出来ない、その中でも動植綵絵は滅多に公開されることがないもの。
    とりあえず作品集で、と思い色々探してこちらを購入。
    30幅全て載っていて解説もついている。
    なんと言っても色彩が美しくてくらくらするくらい。
    一生に一度で良いから実物を見てみたい。

  • 伊藤若冲の代表作、「動植綵絵」について解説した本。
    若冲の生い立ちなどを含めて、動植綵絵が描かれた経緯など解説。

    一時は忘れられていたそうだが、再評価されてからの近年の人気はすごいなと思う。
    その絵に多くの人が魅了されるのもわかる。
    ポストカードを持っているけれど、実物を見たことないので是非とも一度見てみたい。
    またどこかで全部展示してくれないだろうか。

  • ふぅ、お腹いっぱい(^-^)また展覧会やらないかなぁ。

  • 若冲の絵はすごい。天才だ。

  • 江戸時代の画家、伊藤若冲の代表作「動植綵絵」に関する本です。図版から、その鮮やかな色彩、生命力、さらには対象物に対する画家の愛情のようなものまで伝わってきます。(もちろん原画に比べればほんのわずかですが…)『若冲と江戸絵画』も併せて見ると若冲の画業をより幅広く理解できます。

    【琉球大学】ペンネーム:給水塔

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著者プロフィール

狩野 博幸(かの・ひろゆき):1947年福岡県生まれ。日本近世美術史家、前京都国立博物館名誉館員。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業。同大学院博士課程中退。京都国立博物館を経て、同志社大学教授。専門は桃山絵画、江戸絵画。特に狩野派・長谷川派・琳派・18世紀京都画派が研究領域。京博時代は、数々の名企画展を手がけた。主な著書に、『目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』』『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』(小学館アートセレクション)、『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社 とんぼの本)などのほか、美術全集、美術展図録の解説など多数。

「2022年 『江戸絵画 八つの謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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