洛中洛外図 舟木本 (アートセレクション)

  • 小学館 (2001年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784096070093

作品紹介・あらすじ

ぐんと近寄って、実物大で楽しむ四百年前の京都ガイド。

室町末期から江戸時代初期にかけて多数作られた、京都の観光パノラマ図ともいえる『洛中洛外図』。そのなかで最も活力に溢れ、生き生きと京都庶民の風俗を描いたものとして親しまれている『洛中洛外図 舟木本』(東京国立博物館蔵)を多数の原寸大図版で、じっくり楽しむ一冊。特徴として、(1)江戸初期の生活・風俗、時代背景などをわかりやすく解説。(2)祇園・四条河原・寺町通・二条城など、現在の京都の地名に沿って構成。(3)どこから見ても・読んでも楽しめる見開き構成。など。

感想・レビュー・書評

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  • 大学の美術文化史の講義でこの屏風を鑑賞しました。
    芸能と歓楽の二大悪所と豊国廟、内裏、ひしめく人々の活気。
    意外にも興味深くて、もう少し詳しく人々の様子など見てみたいと
    この本を選んでみました。

    2012年に江戸東京博物館で行われた「二条城展」でも
    富山の勝真寺蔵の「洛中洛外図」は拝見したのですが
    いくつか同名の屏風があることも、授業で知りました。

    これが為政者の発注によるものなら、当時の支配階層は
    とっても人間的だったのですね。

    商い、食べ、踊り、笑ったり泣いたり、密か事もあったり。
    そんな屏風を求めるなんて。
    案外上から目線じゃなかったかもなんて思いたくなります。

    美術と思うと難しく考えていましたが、当時の世間の人々の生活で
    楽しまれていたものだから、難しく考えないほうがいい。
    自分に引きつけて楽しんで観る事から美術を学ぶことは始めると
    教わって、一層この本が面白くなりました。

    切り口が斬新で、吹き出しのセリフがリアルなので
    自分が絵の中に入って、雑踏にいるような面白さがあります。
    当時の風俗や芸能にも分かり易い解説がしてあり、気軽に
    読めて面白いです。

    但し、巻末の屏風絵の基礎知識のページは、必要最小限の
    情報量なので、ここから美術史を繙きたい方や、詳しい知識が
    欲しい方は読後に他の本を当たられるといいかと思います。

    あくまでもこれは、洛外図そのものをじっくり楽しんで観るための
    本です。まずは京の都へタイムトリップ!です。
    観ることの面白さ、美術のエキサイティングな楽しさを
    是非体験して下さいませ。

  • ふなきぼん、いわさまたべい岩佐又兵衛、洛中洛外図屏風(舟木本)、右端に方広寺大仏殿
    東京国立博物館

  • 絵の作者の観察力に驚愕。
    桃山時代の今はなき寺や当時の見世物などタイムスリップ気分。細かい箇所を説明してくれる親切な本といえましょう。

  • 実物の人物描写の細かさにビックリして、これを読んで感動して、もう一回見に行きました。
    この舟木本の成立年=浮世絵元年といわれるだけありました。

  • 当時の様子が生き生きと描かれている、図版と解説が楽しい。

  • 本書は江戸時代初期の京の都を描いた洛中洛外図を解説したものである。図版が多くて楽しい本である。都人の息きづかいが感じられるような本である。

  • 見ているだけで楽しくて仕方がない。
    あと吹き出しがたいへんシュール

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著者プロフィール

1953年愛媛県に生まれる。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学。国華社研究員、大阪府立大学総合科学部専任講師、大阪大学文学部助教授を経て教授。
京都国立博物館研究員、大和文華館評議員など。
著書:『屏風をひらくとき』(阪大出版会)、『俵屋宗達』(新潮社)、『舟大本・洛中洛外図――町のにぎわいが聞こえる』(小学館)、『彦根屏風――無言劇の演出』(平凡社)、『新編名宝日本の美術25 洛中洛外図と南蛮屏風』(小学館)、『懐徳堂ゆかりの絵画 』(編共著、阪大出版会)、『桃山時代の美術』(編共著、東京美術)、『琳派美術館2 光琳と上方琳派』(編共著、集英社)など

「2018年 『畫下遊楽 全二巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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