考古学つれづれ草

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 13
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096260647

作品紹介・あらすじ

人類はいつから花を愛するようになったのか?ピカソの絵と大昔の絵の共通点は何か?大昔のゴミから何がわかるのか?日本人はほんとうに数に強いのか?日本人が働き者になったのはいつからか?戦争はいつどうして始まったのか?世界的視野で日本文化の特性を見つめ、考古学の成果から現代の問題を考える。

感想・レビュー・書評

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  • これはエッセイ?と見紛うほどの軽快な語り口。たくさんの資料のうちに裏打ちされた内容は、記述方によっては嫌になってしまうほどにしっかりとしているのに、この砕いた面白さにはぐいぐいと引き込まれてしまいます。考古学の雑学をふんだんに集めた、誘いの一冊です。
    こういう先生に若い時出会えていたら、きっとハマっていただろうな~と思いつつ、最後の一文で固まってしまいました。
    時の経っていた本なので、現在は変化があるかもしれません。でも好奇心を刺激してくれるには充分な一冊でした。

  • 考古学の権威者の絶筆。考古学が単なる遺跡発掘だけではなく、文化論であることを痛感させられる迫力ある一冊でした。ごみ、トイレ、戦争が古代においてどうであったか、それを通して現在の日本の問題を考えさせられます。考古学、民俗学、そして遺伝子学などの現代の最先端の科学を駆使しての古代の秘密解明のわくわくする世界を堪能しました。それにしても網野善彦氏、江上波夫氏らへの対抗意識は関西学派?としてのプライドのようなものを感じて共感するところは大きいです。江上氏の騎馬民族説を否定する根拠として天皇家の大嘗祭を取り上げ、天皇家が農耕民族である証拠であるというのは確かに大きいと思います。最後まで執念を持って執筆する姿も最後のあとがきで感じられるのも感動ものです。

  • 考古学者の著作で最初におもしろいと思い、今でも一番魅力的だと思うのが、佐原先生の著作。
    本書はエッセイなので、専門じゃないの方にも読みやすいと思う。

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