国宝・百済観音は誰なのか? 実在したモデルとその素顔

  • 小学館 (2006年3月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (266ページ) / ISBN・EAN: 9784096260791

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  • <「竹取物語」の謎>
    法隆寺の国宝「百済観音」は、そのすらっとした立ち姿が美しい。
    この仏像は、百済で製作された訳でもないのに「百済観音」と呼ばれ、現在、法隆寺に国宝として端然と収まっている。
    誰もが、教科書で見知っている、そして修学旅行で見たかもしれない、超有名な仏像だ。
    そんな国宝且つ有名な仏像が、実は、1000年もの間、行方不明であった、謎の仏像だ、というから驚くではないか。

    本書が根拠とする、竹を模した光背の支柱から、「竹取物語」に解をさぐるという発想は、いかにも論理薄弱と言わざるを得ないが、「竹取物語」に関する新解釈は、百済観音の推理を離れて、実に魅力的だ。
    だから、本書は「竹取物語の謎」として読んだ方が良いかもしれない。

    「竹取物語」において、かぐや姫に求婚する天皇を含めた貴族たちは、実は実在する人物で、時代も特定できる。
    しかし、求婚者の中に1人隠された貴族の名前があった。
    それこそ、作者が百済観音のモデルであると断定する中大兄皇子だ。

    「竹取物語」に登場する「かぐや姫」と「軽皇子(文武帝)」は、記紀神話における「天照大御神」と「瓊瓊杵尊」に比定出来る。
    神話における太陽を、物語では月に置き換えているのだ。
    これは、史実においては、「持統天皇」と「軽皇子(文武帝)」に相当する。

    歴史ミステリーの醍醐味を十分に味わうことが出来る。

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