新編 日本古典文学全集39・住吉物語とりかへばや物語

  • 小学館
3.78
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096580394

作品紹介・あらすじ

王朝の時代から愛読された継子物語の代表作『住吉物語』、女が男、男が女として生きていく悲喜劇のなかに、女の身のやるせなさが描かれた『とりかへばや物語』を収録。近世初期の「住吉物語絵巻」を挿絵に収載。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「とりかえばや」面白かった!いや~古典、あなどれない。、上段の注釈を読むと展開が予測できるので注意、しかしそれでも、いったいどこに落ち着くのかと一気に読んでしまった。あの女性が生きにくい時代に、多少なりとも自分で人生を選んだ「中納言」は珍しいタイプだろう。「源氏」よりは少し品がない、というか、性的なものが多く絡み、人間関係もぐちゃぐちゃで、「源氏」に似通うところも多々あり…

    「住吉」は「落窪」のように継子いじめ→逃亡→逆転の物語だが、落窪よりも上品であっさりめ。

  • 『とりかえばや物語』のみ
    https://nizaco.blog.fc2.com/blog-entry-897.html

  • 【電子書籍】で本文を読む(こちらをクリック)▼
    ▼住吉物語▼
    https://japanknowledge-com.ezproxy.kyoritsu-wu.ac.jp:2443/lib/display/?lid=80110V00390009
    ▼とりかへばや物語▼
    https://japanknowledge-com.ezproxy.kyoritsu-wu.ac.jp:2443/lib/display/?lid=80110V00390157

  • 継子いじめの住吉物語と男女入れ替えのとりかへばや物語。どちらもライトノベルみたいな古典作品です。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1948年、岩手県生まれ。東京大学大学院博士課程中途退学。大正大学特任教授。東京大学名誉教授。博士(文学)。著書に『堤中納言物語全訳注』『鎌倉時代物語集成』(共編)『新日本古典文学大系 とはずがたり・たまきはる』『物語の変貌』『源氏物語と天台浄土教』『王朝物語の展開』『宇治十帖と仏教』ほか。2016年5月没。

「2016年 『石清水物語 中世王朝物語全集5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三角洋一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×