新編 日本古典文学全集64・仮名草子集 (新編 日本古典文学全集)

  • 小学館 (1999年8月26日発売)
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本 ・本 (642ページ) / ISBN・EAN: 9784096580646

作品紹介・あらすじ

頭注・原文・現代語訳が同一ページ。二色刷

北海にすむ翼長三千里(一・二万キロ)の水鳥・大鴻が南極目ざして一日幾千万里を年を重ねて飛んだが、行き着かない。疲れて大木の枝先にとまったところ、枝と見えたのは大海老の髭だった。大鴻の高慢をいましめた大海老が、今度は自分が南極を目ざして漫々たる海へと泳ぎ出したが、明け暮れ急いだもののやはり行き着かず、ある洞穴に入って休んだところ、虚空より大声が響いて、なんと洞穴と見たのは大亀の耳の穴だった。今度は大亀が南極へと向かったが、……今日になっても帰らない。『一休ばなし』 ミクロとマクロを問われた一休和尚の、蝸牛角上の争いに次ぐ壮大なたとえ話である。 江戸初期、戦乱がようやくおさまると、学問が息を吹き返し、今日まで続く出版文化が花開き始めた。読者の旺盛な知識欲にこたえるため、平易な仮名書きの多様なジャンルの作品群が次々刊行され、全国シェアのベストセラーとなっていった。 本巻に収めたのは各分野を代表する作品。京都大震災のドキュメント『かなめいし』、ドロップアウトした男の事件録『浮世物語』、廓遊びの極意『たきつけ草・もえくゐ・けしずみ』、高名な奇僧の一代記『一休ばなし』、怪異小説の先駆け『御伽物語』の5作。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

昭和14年11月24日群馬県生まれ。
早稲田大学名誉教授。平成21年没。

「2013年 『新装版 【年表資料】近世文学史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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