西洋絵画の巨匠 ゴヤ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096751107

作品紹介・あらすじ

18世紀末から19世紀初頭の激動のスペインで、鋭い洞察力に基づき、王侯貴族から市井の人々までリアルに描いた画家ゴヤ。肖像画、風俗画、戦争画、寓意・幻想画など広範にわたる代表作を収録、その魅力に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 「裸のマハ」は確かにエロいな。

    もともと知っていた「1808年5月3日、マドリード プリンシペ・ピオの丘での銃殺」も恐ろしい絵だと思っていましたが、「黒い絵」と呼ばれるシリーズも別の意味で恐ろしいです。

  • 2011/10/30
    図書館でフォトリーディングをした。次はじっくり絵を見よう。

  • 18世紀末から19世紀初めのスペインの画家、ゴヤのダイジェスト版画集。40代に宮廷画家として活躍したものの、聴覚を失い、ナポレオンの侵攻によりスペインが戦禍を受けた後、フランスへの亡命を余儀なくされるなど、82歳の生涯は波乱に満ちていた。その絵は年代が下るに連れ、理性の衣服をかなぐり捨てていくような迫力が感じられる。一連の『黒い絵』は一言では言い表しがたい複雑な重さに満ちている。『わが子を喰らうサトゥルヌス』が食堂にあった絵だというのが何ともすごい。自分だったら、この絵を見ながら食事はちょっとしたくないなぁ・・・。本書には銅版画があまり多くは掲載されていなかったので、機会があれば『気まぐれ』『戦争の惨禍』をもう少しきちんと見てみたい。

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著者プロフィール

美術史学者。1945年生まれ。スペイン国立マドリード大学大学院博士課程、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。跡見学園女子大学教授、上智大学外国語学部教授、早稲田大学文学学術院教授を経て、現在早稲田大学名誉教授。専門はスペイン美術史。著書に『ベラスケス』『エル・グレコ』『ピカソ』、共訳に『不滅のピカソ』『ゴヤの手紙―画家の告白とドラマ』(会田由翻訳賞)などがある。「ピカソ 天才の誕生」「ゴヤ―光と影」など展覧会の監修も多数手がけている。

「2017年 『ピカソ 型破りの天才画家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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