- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096772119
作品紹介・あらすじ
彗星のように現れて消えていった天才童謡詩人、金子みすゞ。いのちの尊さや宇宙の真理をうたい永遠に輝きつづけるその童謡詩を、現代仮名遣い、鑑賞解説付きで収録。
感想・レビュー・書評
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金子みすゞさんの詩集ですね。
みすゞさんの詩はおりにふれて目にする事はありましたが、短いなかにも心惹かれるものの多いのに感心していました。
今、こうして詩集として声に出して読んでみると、みすゞさんの宇宙が私の命のなかにも響きます。
50篇の作品が紹介されています。
蜂と神さま
蜂はお花のなかに、
お花はお庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに、
そうして、そうして、神さまは、
小ちゃな蜂のなかに。
みすゞさんはとても真実を汲み取る力が強かったのではないでしょうか。
みすゞさんの生涯は悲しい結果に終わったようですが、みすゞさんの命は詩編を通して生きつづけますね。
なにも書かなくても、みすゞさんの素晴らしいさは、詩にふれることで揺さぶられます。
みすゞさんの作品を探しあてられた、解説の矢崎節夫さんに深く感謝いたします。
言葉に言い表されない感動と温かさをもたらしてくれる、みすゞさんの作品は永遠の輝きがありますね。
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衝撃的すぎて、読後倒れるかと思った・・・
まど・みちおを読んだときを思い出す。
素通りしてきて、自分は今まで一体何をしてきたのか・・・
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「降りる子は海に、/乗る子は山に。//船はさんばしに、/さんばしは船に。//鐘の音は鐘に、/けむりは町に。//町は昼間に、/夕日は空に。//私もしましょ、/さよならしましょ。//きょうの私に/さよならしましょ。」(さよなら)
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「蜂はお花のなかに、/お花はお庭のなかに、/お庭は土塀のなかに、/土塀は町のなかに、/町は日本のなかに、/日本は世界のなかに、/世界は神さまのなかに。//そうして、そうして、神さまら、/小ちゃな蜂のなかに。」(蜂と神さま) -
なるほど、素晴らしい詩なのかもしれない。だけど、今は疲れて読み解けない、考えられない。
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金子みすずの作品に、うるさくならない程度のメモがつく。読みやすい。
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20180624 作者についての事前情報だけが入っていたので素直に読めなかった詩もある。詩と向き合う時は素直に受け取るだけで色々な雑念は無視することから始めようと思う。永遠の詩シリーズは気持ちの問題だが全部読めば分かることもあると思う。
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普通に過ごしているうちは目に入ってこないものたちに向ける、優しい眼差し。
金子みすゞの詩は、そんな慈しみに溢れています。
日常の風景を美しく切り取る作家の言葉も好きだけど、こんな風に見えなかったもの達の素朴な美しさや佇まいをたった数行で示してくれる詩人の言葉にも、いつの間にか胸を突かれる歳になったんだなァ(笑)。 -
なんだか心の中が空っぽで、そんな時、詩なら素直に読めるかなと思い、かねてから気になっていた金子みすゞさんの詩を読みました。殺伐として目の前だけに一生懸命になって見えなくなっていたもの、ことが見えてきて、読了後、心があたたかくなりました。見落としていることがたくさんある、それに気づけて良かったです。
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図書館より。
懐かしくて借りました。
小学生の時、学校の授業で取り上げられた記憶がある。
彼女の詩は分かりやすくて、ハッとするものが多い。
彼女は26歳で亡くなっている。
ついに私も、彼女の年齢を越えようとしている。 -
【詩をたのしもう(日本編)】
日本の近・現代詩史に燦然と輝く詩人たちの作品を選り抜きでご紹介します。
新学期、新生活にお気に入りの詩人をみつけてみませんか?
<閲覧係より>
金子みすゞ(1903-1930)。
大正後期から昭和にかけて隆盛した童謡界に現れ、26歳で儚く消えていった童謡詩人。
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所在番号:911.568||エイ||1
資料番号:10205737
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