- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096813416
作品紹介・あらすじ
知られざる自然の素顔を堪能できる高砂淳二初のフォト・エッセイ
写真家・高砂淳二氏の作品は自然の中で生きる動物たちを温かい視線で捉え、自然を愛する人々に広い支指を受けています。南極から赤道まで世界40か国を旅した撮影旅行の中で彼が出会った人々や動物たちとの交流は、あっと驚く話あり、大笑いする愉快なエピソードあり、また自然に身を置く立場からの鋭いメッセージありで、知らず知らずのうちに引き込まれてしまう魅力があります。 そこで今回は、高砂氏のユーモラスな文章を生かしたフォト・エッセイという形式を取り、豊富な写真とそれにまつわるエピソードで構成しました。自然のすばらしさ、動物、そして人間の面白さを伝え、家族で楽しめる一冊です。
感想・レビュー・書評
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ロバート・ハリス推薦の本(『人生の101のリスト』)。
どの写真も目が覚めるほどの美しさで、1枚1枚に引き込まれます。
その美しい写真の割に、書かれていることは気さくなことばかりで、シモネタが相当多かったです。
自然を見守っているだけに、人間の環境破壊に心を痛める著者。
人の捨てたプラスチックゴミを食べて消化されずに死ぬアホウドリを見て、「どっちがアホウだ」と怒りをみなぎらせています。
魚の豊かな石巻出身ということで、今回の災害でもさぞ胸を痛めているだろうと思います。
イタリア人の陽気さは、イルカをその気にさせて、遊ばせるほどのパワーがあるとか。
静かな日本人とは、イルカはなかなか遊んでくれないそうです。差をつけられていますね。
リゾート水中カメラマンのさがとして、ホテルのレストランではハネムーン客のあつあつぶりににさんざんあてられ、部屋に帰るとベッドメイクが新婚さん風にロマンチックに整えられていたりするという、切ない話も教えてくれました。
魚の名前はおもしろく、「キタマクラ」は食べると死ぬからそう名付けられたそうです。
「シマクダリボウズギスモドキ」なんて難しい名前もあるんだとか。舌をかみそう。
ジャック・マイヨールとの交流についても書かれていました。
タイトルは、鴨川シーワールドにいる笑うアシカについて。表紙にもなっており、水中で目を細めて、本当にうれしそうにほほ笑むアシカの顔に、見ているこちらも和んできます。
今すぐ、南の海に潜りに行きたくなる一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真が好き、海も好き、ダイビングも好き、旅も好き。そんな高砂さんが選んだ道が、海のカメラマンでした。
写真と文章に癒されます♪
一息したい時におすすめの本。 -
色んな場所の風景や人、物の写真と文章。
タイトルに釣られて買った一冊。
ちょっとした旅行記の様な、エッセイの様な内容。
著者のカメラに写ったまったり感が好き。 -
この表紙を見ただけで、自然と笑顔になれます。本の中には、笑顔のもとがいっぱい詰まってます。