- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096814321
作品紹介・あらすじ
天の気、地の霊、人の声をのせて吹く風は海からのおくりもの。「雨の名前」に続く待望の第2集。
感想・レビュー・書評
-
普通名詞あり、方言あり、ほとんど固有名詞に近いものあり、土地と密着した名前も実に多い。風が様々に名前わけされていると言うことは、それだけ気候に神経を尖らせていなければならなかったのだろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
風の名前の多さ、奥深さに感じ入りました。
写真に注目して読みました。風自体を写すことはできません。それでも、吹かれている、なびいている物、人、自然などで風を表現してあります。冬の風の中には、まるで目に見えるかのようなものまでありました。 -
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/480986 -
外を歩いていて「今前線に入ったな。これから寒くなるか」とか「この風は前にも覚えがある」とか思うことはあったけどこの本を見かけるまでこんなにも風の名前に種類があることは意識せずに来ていたな、と思わされた1冊。日本の言葉の中で、自然にはたくさんの名前がついている。単に1種類の「風」で終わらせるのではなく、いろんな風を体に受けながら、「今のは何ていう風だろう」とか楽しんでいけるといいなと思いました。その地域にしか吹かない風を感じに出かけてみるのもいいかもしれないな、とか。
-
その名の通り風の名前を紹介する本なのだけども、書いている人が詩人のせいか間にエッセイが幾つも挟まっていたり言葉紹介の文章がどこかポエムチックだったり今一つ乗り切れない本だった。あと風を写真に捉えるのは結構難しいものみたいで載っている写真もあまりはっとするものがなかったのも残念。
-
赤城颪、愛宕颪、伊吹颪、榛名颪、比叡颪(ひえおろし)、摩耶颪
-
この本にも沢山の名前が載っているのに、あとがきで2145も名前があると書いてあってビックリしました。
“二十四番花信風”なんてものがあるのも知りませんでした。
ちょっとした知恵やエッセイも良いです。
特にP24の“微風のマリー”が素敵でした。 -
読完2011.07図書館