風の名前

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 290
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096814321

作品紹介・あらすじ

天の気、地の霊、人の声をのせて吹く風は海からのおくりもの。「雨の名前」に続く待望の第2集。

感想・レビュー・書評

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  • 普通名詞あり、方言あり、ほとんど固有名詞に近いものあり、土地と密着した名前も実に多い。風が様々に名前わけされていると言うことは、それだけ気候に神経を尖らせていなければならなかったのだろう。

  •  風の名前の多さ、奥深さに感じ入りました。
     写真に注目して読みました。風自体を写すことはできません。それでも、吹かれている、なびいている物、人、自然などで風を表現してあります。冬の風の中には、まるで目に見えるかのようなものまでありました。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/480986

  • 外を歩いていて「今前線に入ったな。これから寒くなるか」とか「この風は前にも覚えがある」とか思うことはあったけどこの本を見かけるまでこんなにも風の名前に種類があることは意識せずに来ていたな、と思わされた1冊。日本の言葉の中で、自然にはたくさんの名前がついている。単に1種類の「風」で終わらせるのではなく、いろんな風を体に受けながら、「今のは何ていう風だろう」とか楽しんでいけるといいなと思いました。その地域にしか吹かない風を感じに出かけてみるのもいいかもしれないな、とか。

  • 目に見えない風なのに、強弱・場所・時期などによって、色々な呼ばれ方をする風は面白いと思った。

  • その名の通り風の名前を紹介する本なのだけども、書いている人が詩人のせいか間にエッセイが幾つも挟まっていたり言葉紹介の文章がどこかポエムチックだったり今一つ乗り切れない本だった。あと風を写真に捉えるのは結構難しいものみたいで載っている写真もあまりはっとするものがなかったのも残念。

  • 風の名前の辞典に近い物。
    春夏秋冬で分けてあったり、一部に詩のようなエッセイが挟んであったりして綺麗な文がいっぱいだった。

  • 赤城颪、愛宕颪、伊吹颪、榛名颪、比叡颪(ひえおろし)、摩耶颪

  • この本にも沢山の名前が載っているのに、あとがきで2145も名前があると書いてあってビックリしました。

    “二十四番花信風”なんてものがあるのも知りませんでした。

    ちょっとした知恵やエッセイも良いです。
    特にP24の“微風のマリー”が素敵でした。

  • 読完2011.07図書館

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著者プロフィール

作詩:詩人(1944~ )。東京大学仏文科卒。第一詩集『海まで』('77年)刊行後、詩人として第一線で活躍。[主な詩集]『花まいらせず』('86年、現代詩女流賞)、『幸福な葉っぱ』('90年、現代詩花椿賞)、『時の雨』('96年、読売文学賞)、『貧乏な椅子』(2000年、丸山豊記念現代詩賞)、『海へ』('14年、藤村記念歴程賞・三好達治賞)


「2017年 『女声合唱とピアノのための 放心の先には』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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