アレクセイと泉

  • 小学館 (2002年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784096814710

作品紹介・あらすじ

原発事故を越えて生きる、55人の老人とひとりの青年と“百年の水”の物語。

チェルノブイリの悲劇を描いた映画『ナージャの村』で各国の映画賞を受賞し、同名の写真集で土門拳賞を受賞した写真家・本橋成一氏。彼のライフワークと言える「チェルノブイリ三部作」の掉尾を飾る写真集。チェルノブイリ原発事故に被災した、ベラルーシ共和国の小さな村・ブジシチェ。移住勧告が出され、600人いた住人は、55人の年寄りと青年アレクセイだけになった。森も原野も田畑も汚染された中で、村の中心に湧く泉の水だけは、放射能が検出されない。100年の歳月をかけてすべてをろ過し、地表に湧き出る泉の水が、人間と大地をひとつに結びつける。アレクセイを中心に、泉とかかわる村人たちの日々の営みを、美しいベラルーシの大自然とともに描く感動のドキュメンタリー。

感想・レビュー・書評

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  • この本の感想を書くのは、とても難しい。
    ただ一つ言えるのは、原発事故は2度と起こしてはならないということ。絶対に。
    人の手に負えないものは、持つべきではない。
    人として本当に大切なものを犠牲にしてまで、手に入れようとする目先の利潤や利便性って、なんですか?

  • 本橋成一の、生きる事へのあたたかなまなざし。それが好きだ。どうしようもない現実を知っても尚、それを許すまなざしだ。

    優れた写真家は、世の中や、物事や、人をどのように見ればいいのか教えてくれる。
    現実がどんなに怖ろしく思えても、彼等の写真は、「しっかり見て。大丈夫、おびえることはないんだ。」と語りかけてくる。だから、落ち着いて向かい合うことができる。

    アレクセイは、今48歳か…。

  • チェルノブイリ事故のあと、話題になった村の事を覚えているでしょうか。
    今でも(2006年)、この村で生活している方達がいるという
    一度村から離れても、また村に戻ってきた人もいるという

    放射能物質に汚染された森を抜けると
    清らかな水をたたえる泉のある村がある
    それは、100年前の水がわき出ているから、
    放射性物質の影響を受けていないと。

    そこに住む人たちも
    若い人たちは離れたほうが良い。と言うという

    日本の大地は
    太古の昔の水を生き物たちに恵んでくれるだろうか

  • 放射能に汚染された“死の村”と、そこに生きる人々。凛として湧き続ける泉。心動かされる写真集。

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著者プロフィール

東京生まれ。1968年「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。1995年 写真集「無限抱擁」で日本写真協会賞年度賞、写真の会賞を受賞。1998年「ナージャの村」で第17回土門拳賞受賞。同名の初監督ドキュメンタリー映画作品は文化庁優秀映画作品賞を受賞したのをはじめ、海外でも高い評価を受ける。2002年映画2作目の「アレクセイと泉」で第52回ベルリン国際映画祭ベルリナー新聞賞及び国際シネクラブ賞ほか受賞。2013年写真集「屠場〈とば〉」「上野駅の幕間(新装改訂版)」で日本写真協会賞年度賞を受賞。主な写真集に「サーカスの時間」(河出書房新社)、「上野駅の幕間」(平凡社)「無限抱擁」(リトル・モア)、「ナージャの村」(冬青社)、「アレクセイと泉」(小学館)、「バオバブの記憶」(平凡社)、「昭和藝能東西」(オフィスエム)、「屠場〈とば〉」(平凡社)などがある。

「2015年 『炭鉱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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