BLUE MOMENT

著者 :
  • 小学館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096820230

作品紹介・あらすじ

朝日が昇る直前と、夜の闇が始まる寸前。12分足らずの「蒼い瞬間」の写真集。

感想・レビュー・書評

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  • ブルーモメントはマジックアワーよりも後の時間、あるいは以前の時間。夕焼ではなく、空は青に満ちる。青に包まれた自然も美しいが、青い空の下の光に浮かび上がる建物、港も美しい。魔法の国に来たようだ。空飛ぶじゅうたんに乗って世界を巡る。

    • goya626さん
      ヒボさん
      なんでこんなに美しいの?と思いますよ。
      ヒボさん
      なんでこんなに美しいの?と思いますよ。
      2023/10/30
    • ヒボさん
      こんばんは♪
      打ち合わせを終え(-。-)y-゜゜゜
      ちょうど夕暮れ時。
      空が薄桃色になっている事に気がつきました!!
      何気ない日常の中にこん...
      こんばんは♪
      打ち合わせを終え(-。-)y-゜゜゜
      ちょうど夕暮れ時。
      空が薄桃色になっている事に気がつきました!!
      何気ない日常の中にこんな風景が潜んでいたなんて...
      条件によっていろいろ変化するようですが、知ることで気づきを得て新たな体験が出来ました(*^^*)
      2023/10/30
    • goya626さん
      ヒボさん
      夕暮れ時は美しいですね。そうそう、日曜日も今日もお盆のようなでっかくて橙色のお月様がぬっと出ていましたよ。低い位置にあるとでかい...
      ヒボさん
      夕暮れ時は美しいですね。そうそう、日曜日も今日もお盆のようなでっかくて橙色のお月様がぬっと出ていましたよ。低い位置にあるとでかいですねえ。
      2023/10/31
  • 目を奪われる程の青の世界。
    意識しないと気づかない日常、美しき世界。

    ブルーモーメント
    夕焼けが終わり、夜の闇がはじまる前に訪れる、12分足らずの儚い時間。
    広大な空の海に一番星が現れ、月はその輝きを増しはじめる。
    小さな頃からいつも一緒にいたはずなのに、まだ誰も強くは意識していない。
    でも立ちどまり、この宇宙への扉を開けた瞬間から、自分の中で何かが変わる。
    変わりはじめる。

    駅へとつづく小径を歩いていたら、行く手に連なる街灯がフッと灯った。
    光はみるみるうちに明るさを増し、石畳に不思議なあたたかさを落とした。
    神々しい空の青さと、照明の光が手を結び、見慣れた街が、憧れの街へと生まれ変わっていく。
    春浅い日にもらった色と光の贈りものに、今いる場所が、少しだけ好きになった。

    空の深い青さに抱かれたとき、異国の街で耳にした教会の鐘の音が蘇ってきた。
    ビルの谷間で三日月と対面したとき、大西洋の岬に立つ灯台の輝きを思い出した。
    都会を染める青い力は、手が届く景色と、心の中の風景を一つにしてくれる。
    明日、青い世界が朝までつづく北国へ旅立とう。
    星たちの静かな動きを、じっとこの目で追い掛けてみたい。
    吉村和敏


    世界各地の「蒼い瞬間」を切り取った写真集
    BLUE MOMENTとは、朝、陽が上る寸前と、夕方、陽が沈んだ
    直後の数分間だけ空が青く染まる瞬間のこと。写真家の吉村和敏氏が
    その瞬間を追いかけ、20年間、世界中を旅してきた結晶を1冊にまとめました。

    内容(「BOOK」データベースより)

    朝日が昇る直前と、夜の闇が始まる寸前。12分足らずの「蒼い瞬間」の写真集。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    吉村/和敏
    1967年長野県松本市生まれ。県立田川高等学校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後、1年のうち約半年をカナダやヨーロッパ各国のカントリーサイドで生活し、旺盛な撮影活動を行っている。自ら決めたテーマを長い年月をかけて丹念に取材し、作品集として発表する。今、最も注目されている若手写真家の一人である。2003年カナダメディア賞大賞受賞。2007年写真協会賞新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    • ゆーき本さん
      おはようございます。はじめまして( .ˬ.)"

      昨日は雲ひとつない空だったので、綺麗なブルーモーメントが見られましたよ。毎日 空の写真を撮...
      おはようございます。はじめまして( .ˬ.)"

      昨日は雲ひとつない空だったので、綺麗なブルーモーメントが見られましたよ。毎日 空の写真を撮っているので(ショボイ携帯機能ですが) ブルーモーメントもマジックアワーも好きな空です。こちらの写真集も図書館で借りました〜(* ˊᵕˋ )ノ
      実は工場夜景も大好きで、この本棚の並びに興奮してました!笑
      『工場萌え』いいですね!見てみたいです!
      2023/11/02
    • ヒボさん
      ゆーき本さん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます。
      何気ない日常にこんな美しい自然が潜んでいたことを知ることが出来ました(*^^*)...
      ゆーき本さん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます。
      何気ない日常にこんな美しい自然が潜んでいたことを知ることが出来ました(*^^*)
      「知る」って改めて大切だなぁって思っています。

      「工場萌え」ぜひ手にとってみてください♪
      レビュー楽しみにお待ちしていますね☆
      2023/11/02
  •  ヒボさんの本棚からです。ありがとうございます。ヒボさんは一番高い場所からこの作品を読まれたようですが、私は地元の図書館、しかも一階(^-^;)

     とはいえ、美しい景色に心を奪われました♪夕焼けが終わり、夜の闇が始まる前に訪れる12分足らずの時間…今日も一日お疲れ様のご褒美的な景色ですよね!!そして優しい夜の時間…身体を休めて(実際には家事があるからあまり休まらないけど…)、新しい朝を迎える準備に、心も身体も、そして美しい景色も変化する…。

     どこでも同じなんですよねぇ…世界中どこでも「ブルーモーメント」という優しい時間が訪れて、そして誰もがきっと癒されている…そんな当たり前だけど、とっても大事なことをあらためて感じました。癒されましたぁ~!

    • かなさん
      ヒボさん、わ~!そうなんですね♪
      ブック〇フなら、〇読みしやすいですよねぇ~( *´艸`)
      ちょっと、行けたら探してみますね!!
      ヒボさん、わ~!そうなんですね♪
      ブック〇フなら、〇読みしやすいですよねぇ~( *´艸`)
      ちょっと、行けたら探してみますね!!
      2023/11/28
    • つくねさん
      かなさん、こんばんは
      ブルーモーメントってマジックアワーとかブルーアワーって呼ばれてる時間帯のことなんですかね?その時間帯は陰ができないので...
      かなさん、こんばんは
      ブルーモーメントってマジックアワーとかブルーアワーって呼ばれてる時間帯のことなんですかね?その時間帯は陰ができないので幻想的な感じのフォトが撮れますよね。
      私も山では日の出迄の時間楽しみで見てましたよ。
      ただ山で夕日が沈んでからのはもう遭難しそうになっちゃって段々不安になるので見れませんですけど。
      あとビーナスベルトってのも見たことあります。これは特定の条件が揃わないと観れないのですがピンクに染まって凄く綺麗なんですよ
      2023/11/28
    • かなさん
      しじみさん、おはようございます!
      すごくキレイな…ため息が出ちゃうほどきれいな
      写真集なんです(*´▽`*)
      世界各地の景色、しかも特...
      しじみさん、おはようございます!
      すごくキレイな…ため息が出ちゃうほどきれいな
      写真集なんです(*´▽`*)
      世界各地の景色、しかも特別な時間、楽しめますよ♪

      山の上からの景色もいいですね!
      ビーナスベルト??調べてみましたよ♪
      わ~すごいっ!!
      これ実際に観たら、泣けちゃいそうですね!
      いいなぁ…羨ましいっ♡
      2023/11/29
  • THE FLINTSTONE:写真家の吉村和敏さんを迎えて(08.01.27)
    https://www.bayfm.co.jp/flint/20080127.html

    風景写真のプロ吉村和敏に聞く1:魅惑的な空の色彩を写す方法|フォトポータル|エプソン
    https://www.epson.jp/katsuyou/photo/article/yoshimura01/

    写真家 吉村和敏のブログ Photographer KAZUTOSHI YOSHIMURA
    https://kaz-yoshimura.cocolog-nifty.com/blog/

    BLUE MOMENT 吉村 和敏(写真) - 小学館 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784096820230
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ヒボさんの本棚から
    しかし美し過ぎるなぁ、、、(満足のいく写真を撮ったコトのない猫でした)

  • 22×31cmの横長の大型本。

    最初の5,6枚は題名のごとくブルーの空に月がひとつ(って当たり前なんですが、こう呼びたくなります) 朝の静謐な時間か? と思ったら、吉村氏の文が出てきて、ブルーモメント 夕焼けが終わり、夜の闇がはじまる前に訪れる、12分足らずの儚い時間。だそうです。

    表紙はペギーズ・コープ(カナダ)

    カナダ、ノルウェー、スウェーデンなど緯度の高いところのが多いですが、パリ、日本などのもあります。日本では合掌造りの明かりが濃紺の空に映えています。

    あとがきには、一日の中で好きな時間は「朝」と「夕」で、よく晴れた日に、夜の闇が始まる前と終わる後に数分だけ「空が藍色に染まる時間」を発見したという。さらに北欧に住む人は、それを「ブルー・モーメント」と呼んでいるというのを知り、さらにそれが北欧では数時間も続くのだという。さっそくノルウェーのベルゲンに行くと、その日は夜の10時45分に太陽が沈み、空は濃い藍色となり、暗い闇になる事はなく、朝が来たという。

    夏など夕方、空気がピンクになっているのを感じますが、このブルー・モーメントは気が付きませんでした。これから注意してみようと思います。


    検索すると、
    ブルーモーメント(英語表記:blue moment)は夜明け前と夕焼けの後のわずかな隙に訪れる、辺り一面が青い光に照らされてみえる現象。天気が良かった雲のほとんど無い、または全く無い空気の澄んだ日にだけ現れる。
     夕焼けが赤く、日没の前から日没直後まで見られることとは対照的に、ブルーモーメントは青く、日没後の短い時間しか見ることができない。時間が経つにつれブルーモーメントの青色は暗くなり、夜の暗闇に変わる。
     もともと薄明の時間が長い北欧で生まれた言葉であり、北欧諸国においては、白夜の時期は数時間にわたってブルーモーメントが見られる。
     日本においては天気の良い日没の直後、目の前の風景が青に染まる時間が数分~10数分間ほど訪れることがある。

    2004.12.17第1版第1刷 図書館

  • 2007年発表。


    BLUE MOMENTとは
    北欧の人たちが呼ぶ
    朝陽が昇る寸前と
    夕方、陽が沈む直後の数分間だけ
    空が青く染まる瞬間のこと。


    写真家の吉村和敏さんがその瞬間を追いかけ
    20年間世界中を旅してきた
    結晶と呼べる写真集。



    どこをめくっても
    蒼、蒼、蒼の儚き時間。



    気づけば時間を忘れて
    数10分ボーッと眺めてたなんてザラです(笑)(^_^;)


    「赤毛のアン」のふるさとである
    カナダのプリンス・エドワード島、

    カナダの雄大な自然、
    ドーソンシティのオーロラ、

    ロッキー山脈の湖、

    パリのセーヌ川、

    日本の富士山、
    東京タワー、
    新宿の高層ビル、
    白川郷


    など
    世界各地の『蒼い瞬間』を切りとった
    幻想的な写真。



    夕焼け空を撮った写真というと
    イメージ的に胸がキュンとするような
    切なさを閉じ込めた写真に思えるけど


    吉村さんの写真は
    人が暮らす灯りと共に
    『蒼い瞬間』を捉えているので


    人の営みや
    沢山の人たちの
    人生が息づいてる世界をも感じさせてくれて
    あったかい気持ちになります。



    朝帰りに見た
    蒼くオレンジな空。


    人も街並みもみんなしんとして
    薄闇に溶けていく時間。



    地球にある全ての風景が
    劇的に美しく輝き出す瞬間を克明に捉えた
    妖しく息をのむほどに
    美しい写真集です。




    眠る前に見ると
    安眠効果ありますよ(^_^)

  • 夜明け前と夕焼け後に訪れるわずかな時間に見られる青い世界。夕焼けの後の青色から藍色に変わっていく時間の空は切なくて、儚げで好きです。その場所、その時によって青い世界は違うけれど、どれも綺麗で惹きつけられる写真でした。写真には撮った場所と時間が記載されていて、巻末にインデックスがあり写真の説明がされています。いつか表紙のようなブルーモーメントを見たいと思いました。

  • 羽田空港の写真が一番好きだな。全部が日本の写真だったらもっと良かった。

  • ”夜の闇がはじまる前と終わる後に数分だけ訪れる「空が藍色に染まる時間」”を集めた写真集です。どこか幻想的で、世界が鮮やかに見えました。世界各国、すべて違う雰囲気を魅せてくれました。
    私が個人的に好みだったのはオルレアン島、シャーロットタウン、ヴェネチア、パリ、マホーン・ベイ。たぶんもう一回観たらまた全然違う感想を抱くのかもしれません。

  • よく晴れた夜の帳が開かれる頃と、太陽の終焉に広がる数分の青い空気を見事に捕らえています。世界中の蒼い夜の静けさとひんやりした心地よい風が頬を撫でるようです。温かいクリスマスイルミネーションの光は今の寒くなり始めた時期にピッタリではないでしょうか。水辺に光る街のキラキラした星海も本当に美しいです。

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著者プロフィール

吉村 和敏
1967年、長野県松本市で生まれる。県立田川高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビュー。東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、自ら決めたテーマを長い年月にわたって丹念に取材し、作品集として発表し続けている。光や影や風を繊細に捉えた風景作品、地元の人の息づかいや感情が伝わってくる人物写真は人気が高く、全国各地で開催されている個展には、多くのファンが足を運ぶ。近年は雑誌の連載やエッセイ集の出版など、文章による表現の幅も広げている。2003年カナダメディア賞大賞受賞 2007年日本写真協会賞新人賞受賞 2015年東川賞特別作家賞受賞

「2023年 『美しい世界をめぐる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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