UMEZZ HOUSE 蜷川実花写真集

  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096820438

感想・レビュー・書評

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  • 蜷川実花が撮った、ワイドショーでお馴染み楳図かずお邸。
    まじパネェ。おったまげ。

    楳図に「部分部分が作品」と言わしめる位、それぞれの部屋にテーマがあって、楳図が生み出した今までの作品をこの家に丸ごと押し込んだって感じ。
    ポップでキュートと言えばそうなんだけど、家にいても落ちつくことは出来ないちかちかした色のコントラストであったり、増殖した無数の「まことちゃん」であったりが、もし仮に自分が住んでの生活を考えると、ウザ過ぎて破壊したくなる。でも一つだけ好きな部屋があって、千年婆(紫婆?)を彷彿するような赤いトイレはとても素敵だった。便意であったり尿意であったりを促してくれる効果があると思う。

    そしてなんと言っても一番の衝撃は、楳図かずおの薔薇風呂入浴シーン。
    とことん幸せで素敵過ぎるお人。もうページを捲る手は止まって、その写真の楳図の表情とか、想像してしまう彼の心理状態とかに釘付けだった。おったまげ過ぎ。御年73歳、まだまだやんちゃ。
    彼は人を喜ばす術を知っている。

  • そういえば楳図邸、一時期話題になってましたね。
    で、どんな家なの?
    ってみてびっくり。
    こんな家、つくっちゃったのね~❤
    蜷川実花さんの愛情たっぷりの写真は、ホラーを超えたファンタジーです。

  • 楳図さんらしいあの白と赤のボーダー。
    建築に際して一悶着あったけど、立派な芸術的ハウス。
    高尾の家と同様、いたるところに、まことちゃん。

  • 楳図邸も蜷川さんの写真も、過剰で素敵!!
    いろいろ話題になった楳図邸、たしかに住むには目がチカチカしそうだけど、過剰なところがとってもいい。

  • いつかきっと絶対あの物議を醸し出した吉祥寺の媒図邸を見に行くんだ、と心に誓っていましたが、思いがけず300通りの写真で見ることがかないました。

    まあ、なんというか、たしかにものすごいキンキラキンの超派手さは、どうかすると吐き気をもよおす人もいるかもしれないと思わせるほどで、もし我が家の近所に建つということになったら、いくら媒図かずおの熱狂的マンガファンの私でも、ちょっと引いてしまいそうになる代物です。

    郊外の周りになんにもない一軒家ならともかく、反感を買ってまでも街中に建てたのは、本当によかったのかどうか。

    怪奇・恐怖マンガ家から超越して、せっかく「まことちゃん」で市民権を得たのに、この奇行で元に戻ってしまったなんてことにならなければいいんですが。

    本心としては、作品も作者も反社会的で、非常識きわまりない変態・変人で異端のマンガ家である、などという方が好みなのですが。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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