TIO’S ISLAND

  • 小学館 (2010年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (98ページ) / ISBN・EAN: 9784096820537

作品紹介・あらすじ

池澤夏樹の文と竹沢うるまの写真が誘う南の島の魔法

池澤夏樹氏の処女小説「南の島のティオ」は、約20年前に発行されましたが、現在でも読み継がれ、全国各地で朗読会が開かれています。
その「南の島のティオ」の続編を池澤氏が書き下ろし、小説の舞台となっている南の島の美しい写真を組み合わせた、イメージフルな写真小説が本書です。
写真を撮影したのは、新進写真家の竹沢うるま氏。竹沢氏の美しい南の島の写真に触発されて池澤氏が書き下ろした南の島のファンタジーは、年齢を問わず、長く読み継がれるクォリティを持ち、池澤氏の作家としての出発点である「南の島のティオ」を、より美しく、より深い感動をもって読み進めることができる新しいタイプの本になっています。
池澤氏が初めて南の島を訪れてから30年間たって伝えたかったことが、美しく、余韻をもって心に届く1冊です。



【編集担当からのおすすめ情報】
池澤氏の美しい物語と、美しい竹沢氏の写真で紡ぎだされる、「南の島の魔法」にかかってしまう1冊です。

みんなの感想まとめ

南国の島の美しい写真と、戦争を背景にした物語が融合した新しいタイプのフォトブックです。竹沢うるまの撮影した鮮やかな南の島の風景に、池澤夏樹が短い物語を添えることで、写真の魅力が一層引き立てられています...

感想・レビュー・書評

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  • 南国の島の美しい写真に、戦死した日本兵たちの物語を添えることで、写真の見え方が多重になる。
    写真集を「読む」ことに慣れていない身には、この組み合わせで写真集の魅力を新たに知ることができた。そして写真を見返し物語を胸に刻む。

  • 写真家の竹沢うるまが撮った南国の写真に、作家の池澤夏樹がごく短い物語をつけた美しいフォトブックだ。
    素敵だな、と思う写真がいくつかあり、ただそれだけだったら南国の美しい写真集になるところだけれど、池澤夏樹のかつて南洋の小さな島で戦死した日本兵の物語を添えることで美しい南の島の写真に別の意味が付加される。
    ファンタジックな物語は児童書のようで勝手に抱いていた池澤夏樹のイメージとは違って驚いたのだけれど、写真集の雰囲気とよく似合っていて美しい。

  • 2014/3/13読み始め、読了
    南の島のティオの続編。良かったけど、写真集とは合わない内容だったかなと感じる。これなら絵葉書の話やカップルの話なんかが合ったような。変に反戦を匂わせるものにしなくてもなぁ…と。

  • もう一度読みたい一冊

  • うるま氏の写真集+池澤直樹氏の小説。

    二人ともパラオ含めミクロネシアを愛しているからこその作品。
    この変化の激しい時代の中で、ミクロネシアの島々・自然がいつまでもこの写真集のような姿で残るといいなぁ。
    行きたくなっちゃうな~。

  • 戦死した父の慰霊をしにきた日本人の一家が見た不思議な南の島でのできごと。
    鮮やかな写真。鳥かわいい
    南の島を感じる

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著者プロフィール

(いけざわ・なつき)
作家。1945年、北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。30代の3年をギリシャで、40~50代の10年を沖縄で、60代の5年をフランスで過ごす。ギリシャ時代より、詩と翻訳を起点に執筆活動に入る。1984年、『夏の朝の成層圏』で長篇小説デビュー。1987年発表の『スティル・ライフ』で第98回芥川賞を受賞。その後の作品に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『楽しい終末』(伊藤整文学賞)、『静かな大地』(親鸞賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)など。その他、自伝『一九四五年に生まれて――池澤夏樹 語る自伝』(聞き手・文 尾崎真理子)、編著に『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』(全30巻)、『池澤夏樹=個人編集日本文学全集』(全30巻)などがある。

「2026年 『遙かな都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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