ニッポンの浮世絵 浮世絵に描かれた「日本のイメージ」

  • 小学館 (2020年9月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784096823347

作品紹介・あらすじ

浮世絵を通して「日本らしさ」を読み解く!

浮世絵に感じる「日本らしさ」とは一体なんでしょうか? 美しい自然や何気ない日常を愛でる日本人の美意識が詰まった浮世絵を、「富士山」「桜」「雨、風、雪」など、モティーフごとに読み解き、〔#おうちで浮世絵〕がツイッターで話題の太田記念美術館が楽しく面白く、徹底解説します。
葛飾北斎「冨嶽三十六景」や歌川広重「東海道五十三次」といった誰もが知る浮世絵の名作、喜多川歌麿や東洲斎写楽、歌川国芳ら人気絵師の作品から、あまり知られていない隠れた名品まで、浮世絵専門美術館ならではの充実した所蔵作品、約180点を収録。私たち日本人の感性と改めて向き合いましょう。 本書は同美術館開催「ニッポンの浮世絵」展連動企画です。

【編集担当からのおすすめ情報】
東京・原宿にある太田記念美術館。土地柄、外国人観光客の来館も多く、浮世絵を鑑賞する外国人のまなざしを追いかけることから本企画は始まりました。太田記念美術館ならではの名品の数々を通して、これまでにない斬新な切り口から、浮世絵の魅力を存分にお楽しみください、

感想・レビュー・書評

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  • 「はじめに」に「浮世絵は過去の現実を忠実に記録したものではありません。封建社会の差別や貧困には目を向けず、華やかな面だけをクローズアップした一種のファンタジーともいえるでしょう。しかしその一方で、浮世絵には、美しい自然や何気ない日常を愛でる日本の美意識が詰まっています」とあり、富士山・桜・美人・雨・風・雪・天候と人々・月・風呂・花火・グルメ・寺社名城・力士・武士・役者の各テーマのもと江戸時代も明治時代も関係なく華やかな浮世絵が集められている。技法的なことや歴史的なことにはほとんど触れられていないので、純粋に浮世絵を愉しめばよい本である。その繊細な美意識や技法にほほうと感心すればいい。

  • 日本の文化、人々の暮らしが
    わかる浮世絵の、初心者にもわかる解説。

    有名なものから、初めて見るものまで
    初心者向けに系統だてて見ることが
    できて、とても楽しめた。

  • テーマを決めそれを描いている浮世絵を紹介。いろいろな絵師が多様な絵を描いている。やっぱり一番目をひくのは富士山かなあ。

    富士山、桜、美人、雨、風、雪、天候と人々、月、風呂、花火、グルメ、寺社・名城、力士、武士、役者。

    月岡芳年のは
    <月>
    「月百姿 廓の月」明治19年 吉原に桜が舞う
    「月百姿 忍岡月 玉渕斎」明治22年 浪人の玉渕に散り桜
    「月百姿 はかなしや波の下にも入りぬべし つきの都の人や見ると手 有子」明治19年 水面に照る月の光
    「月百姿 玉兎 孫悟空」明治22年
    <風呂>
    「全盛四季夏 根津花やしき大松楼」明治16年 遊郭の中の風呂場。肌もあらわな湯上りの遊女たち。
    <グルメ>
    「風俗三十二相 むまさう 嘉永年間女郎之風俗」明治21年
    <武士>
    「月百姿 信仰の三日月 幸盛」明治19年 
    「羅城門渡辺綱鬼腕斬之図」明治21年 

    渓斎英泉という人のものも多数載せてあった
    小林清親も最近知って注目している。
    師匠の国芳では「東都名所 新吉原」天保2~3年(1832~3) すごく大きな月が斬新。 

    芳年のライバル、落合芳幾
    「隅田川花の賑ひ」明治4年 隅田川に花魁や芸者が船を浮かべ土手の桜を眺める
    「時世粧年中行事之内 競細腰雪柳風呂」明治1年 銭湯の女風呂。いろいろな場面がありおもしろい。

    2020.9.15初版第1刷 図書館

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000048351

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著者プロフィール

日野原 健司(ひのはら・けんじ):1974年、千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。浮世絵専門の美術館である太田記念美術館の主席学芸員として、数多くの展覧会を企画。浮世絵の歴史を幅広く研究しつつ、妖怪や園芸、江戸・明治期の旅といったジャンルにも造詣が深い。著書に、『ようこそ浮世絵の世界へ』(東京美術)、『ヘンな浮世絵』(平凡社)、『北斎 富嶽三十六景』(岩波文庫)、『ニッポンの浮世絵』(小学館)など多数。

「2025年 『モチーフで読む浮世絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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