ジャータカものがたり はじめてのともだち

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 54
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097250234

作品紹介・あらすじ

大切なことをこどもに伝えたい絵本シリーズ

昔むかし、おしゃかさまが、大臣だったときのお話です。
お城の中で王さまに飼われていたぞうのアーナンドは、いつもさみしそうでした。ある日、一匹のやせこけた犬が迷い込んできました。犬は、アーナンドが残したご馳走をガツガツと食べてしまいました。犬は、お城の外の出来事を話してくれます。アーナンドは、やっと元気になったのですが……。

ジャータカ物語とは、おしゃかさまの前世の物語です。おしゃかさまは、前世で動物など様々な生を受け、善行を積んできたから、偉大な仏になったと信じられています。そして、このジャータカ物語は、仏教の教えだけにとどまらず、人間としてのあり方が、寓話性豊かに語られているところから、イソップ、グリムなど世界の説話文学に影響を与えています。

【編集担当からのおすすめ情報】
子どもたちに伝えたい、おしゃかさまのたいせつな教えのひとつを絵本にしました。小さなお子さまから、読み聞かせて欲しい一冊です。

王さまに大事に飼われているぞうと、のら犬の友情物語。ぞうと犬は、全く違う立場ですが、とてもステキな友だちになります。
「友だち」ってどういう存在かを考えさせられます。

感想・レビュー・書評

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  • 外の世界を知らないゾウのアーナンドの気持ちを考えると切なくなる。野良犬だけど、外の世界を知っているナンディンという友人ができて良かったなと思う。

  • ジャータカものがたりは、心が優しくなれる。

  • 王様のお城で暮らすゾウのアーナンドはひとりぼっち。ある日迷い込んできた野良犬のナンディンと友だちになりました。お城で毎日仲良く遊んでいたのに、世話係がナンディンを売ってしまいます。アーナンドは悲しくて何も食べられなくなりました…。
    味のある絵がかわいい。

  • お釈迦様が大臣だったときの話

    王様が飼っているインド象のアーナンド
    野良犬のナンディンと出会う
    ナンディンは世話係に売られてしまと、アーナンドはまた元気がなくなる。
    大臣のお釈迦様がアーナンドの話を聞き、王様に報告すると、王様はナンディンを連れて行ったものを処罰すると言うので、ナンディンを買った人は逃す。
    アーナンドとナンディン再会する。

    原典には動物たちの名前はない

  • 中川 素子 バーサンスレン ボロルマー (イラスト), Baasansuren Bolormaa (原著)

    ジャータカ27話
    王様の象と野良犬が友情を結ぶ

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著者プロフィール

絵本・美術評論家。1942年東京生まれ。1965年東京芸術大学美術研究科修了。単著に『絵本はアート』(教育出版センター、日本児童文学学会奨励賞受賞)、『本の美術誌 聖書からマルチメディアまで』(工作舎)、『絵本は小さな美術館』(平凡社)、『モナ・リザは妊娠中? 出産の美術誌』(平凡社)、『スポーツするえほん』(岩波書店)、共編著に『絵本の事典』(朝倉書店)、『ブック・アートの世界』(水声社)、『絵本で読み解くSDGs』(水声社)など、著作多数。

「2023年 『戦いと平和のうずまき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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