いちご

  • 小学館 (2020年2月19日発売)
3.88
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784097250524

作品紹介・あらすじ

いちごを育ててみよう! 自然観察絵本

夏の課題図書となった『ひまわり』、2017年度ブラティスラバ世界原画展金のりんご賞を受賞した『たんぽぽ』と、自然観察の絵本で評価の高い荒井真紀さんの新刊『いちご』です。小学館からは、『チューリップ』に続く第2弾です。

いちごを育てると、どのように成長するかを美しい細密画で表現しました。イラスト科学絵本です。

いちごを食べると口の中でプチプチプチと音がします。何の音でしょう? いちごの苗を植えて育ててみましょう。どんな風に葉っぱは生えていますか? 絵本を見ながら自然観察をたのしめる一冊です。


【編集担当からのおすすめ情報】
子ども、大人も大好きないちご。苗から育てると、簡単にいちごを収穫できます。
絵本で自然観察をした後に、実際にお子さまと育ててみましょう。
自然を見る目が、変わってくると思います。
細密画は、みずみずしいいちごのイラスト

感想・レビュー・書評

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  • 子どもたちも大好きないちご。
    いちごがどうやって育っていくのか、苗から始まって育てていく様子が、とても丁寧に描かれていてわかりやすい。

    いちごの花は白くて、花の中までわかる。
    花びらがちるとみどり色のしぼうがやがて白くなり大きくなって赤く色づき始める。
    そろそろいちごのできあがり。
    いちごの表面のつぶつぶは、たね。
    食べるとぷちぷちする音は、たねをかむ音。

    いちごを育ててわかることがいっぱい。

  • これを読む前と読んだ後で
    子どもの食べ方に変化が…!
    かじって中の白い部分の筋を確認したり
    種を取り出して埋めようとしてみたり

  • コロナ禍に入った頃、当時保育園児だった娘の誕生日に購入した本です。
    絵の丁寧さ、美しさ、簡単すぎず難しくないわかりやすい文と情報量、そして娘も私も大好きな苺がテーマ。完璧過ぎて「誕生日には絶対にこれを買う!」と決めていた絵本です。

    ちょうど何度か読んだタイミングで、近所の方が苺の鉢をくださいました。
    緊急事態宣言が始まって幼稚園・保育園が休みになり、敷地内で遊ばせたら騒音には気をつけていたつもりでも苦情がきてしまい、子どもをどこで遊ばせたら良いのかと途方に暮れていた時でした。近所の方は苦情が出たこと知り、子どもの遊ぶ場所がないことに心を痛めて、我が子含めた近所のちびっこ数人に、何か楽しみを と1株ずつ配ってくださったんです。
    この絵本の子ども向けの専門書のような詳しさとわかりやすさのおかげで困ることはほとんどなく、楽しく苺を育てることができました。蔓の先に子株ができることを知り、子株を育てて、1株の鉢から14株まで増やし、お友達や保育園にプレゼントして育ててもらいました。
    この絵本を読んでいなければ、そこまで育てることはできなかったと思います。
    あの不安な時期に隣の家の子とベランダ越しに苺の成長を見せ合い、収穫した苺を交換して食べ比べて喜んでいた我が子の姿も、近所の方の優しい心遣いの苺を増やして他の方に分けることができたことも、とても良い思い出になり、この絵本も特別になりました。

  • 自然観察の絵本
    とても素敵な絵で細かく描かれている。
    でも、図鑑とは違う、
    絵本という分野で観察絵本として
    とても素晴らしいと感じました。
    小さいたねが紙面に並んでいる様子や
    葉のけばけばまで
    いちごに興味しんしんになるはず。

  • あまくて かわいい いちご をそだててしらべてみましょう。

    ・いつ苗を植えるのかな?
    ・いちごのクラウンってなあに?
    ・冬の間、いちごはどうしてる?
    ・いちごの花、どんな花?どんなしくみ?
    ・いちごの実、どうやっておいしくなるの?
    ・いちごのタネとスジ

    〇うぶ毛まで描き込まれている
    〇いちごの断面図で、スジとタネの関係を描ききったものがこれまであっただろうか!
    〇いちごスイーツ、全部おいしく食したんだろうな~
    〇アリやスズメなど、脇役にもついつい目がいっちゃう

  • いちごはみんなの人気者!食べるとプチプチする感じ。あのプチプチはなんだろう。いちごを育てて調べてみよう。
    身近ないちご、苗からおいしい実がなるまでを美しい絵でおしえてくれます。隅々まで神経の行き届いた絵がとても科学的で、しかもおいしそう!

  • 3歳10ヶ月。いちごの成長が丁寧に描かれている科学絵本。いちごの絵はもちろん、ちょっとした挿絵もは素敵です。

  • ボタニカルアート、写生のようでいて、何かが違う。
    突き詰めたリアルさに同居している、絵らしい雰囲気。決して写真のような細密画ではない。
    だからちゃんと絵本らしい。
    しかもイチゴ。かわいいに決まっている。
    植物としての成長には、気持ち悪いと感じる人もいるかもしれないが、それも含めて愛おしいのです。
    ああ、食べたい!早く春になれ!

  • 子どもたちが大好きないちご。どんなふうに育っていくのか、少ない文字でわかりやすく説明されています。大人の私も初めて知って面白かったです。
    最後に出てくるいちごのデザートはどれもとても美味しそうに描かれています。
    さっそくいちごが食べたくなる絵本です。

  • 6歳〜。荒井さんが描く美しい線。素敵です。
    名作「たんぽぽ」よりも、子どもの大好きな!果物・イチゴなので、こちらの方がお子様には人気なのでは。
    ところで、種から苗への成長過程はなぜ描かれていないのでしょうか?苗はどうやって育つのか。読後、気になっております。

  • イチゴの、いろいろなりょうりのばめんがよかったです。イチゴのケーキ

  • いちごのつぶつぶはタネだったんだ!と驚きの発見があった。描写が美しく、見て楽しめて、いちご育てたい、と思わせてくれた。実際、水やり、お世話などいちごの育ては難しいのは体験してしってるけれど。

  • イチゴを縦に切った断面の白いスジは、ひとつひとつタネにつながっているんだ。
    初めて知った。

  • 苺が出来るまでを説明した科学絵本。
    とても緻密な絵で内容も良いのですが、全体的に白っぽく見えるので、実の赤色がもう少し濃い方が好みでした。断面図は素晴らしい。未読である平山和子さんの『いちご』と比較読みしたい。

  • ぷちぷちぷち…。いちごをたべるとおとがします。いったいなんのおとでしょう?
    好奇心がくすぐられる始まりから、
    いちごの苗を植えて育てていく過程が、繊細に描かれている。葉脈や葉毛も事細かに。
    じっくり観察して描かれたのだろう。

    野鳥好きの父が話していたことだが、図鑑は写真よりも緻密に描かれた絵のものの方が使い勝手がいいのだそうだ。
    たしかに荒井さんの絵の方が、写真で見るよりも理解が深まるように思った。

    『ひまわり』『たんぽぽ』『あさがお』などのすばらしい絵本を描く荒井真紀さんの新刊。
    とても好きだなぁ。

  • 10歳2ヶ月の娘
    7歳2ヶ月の息子に読み聞かせ

    表紙のいちごが
    とってもきれいで美しくて美味しそうで。

    荒井真紀さんの
    このシリーズも大好きなんだな


    いちごのことが
    丁寧な説明とイラストで
    よーーくわかる。
    じっくり観察できる。

    株で増やしていくイチゴ
    毎年おばあちゃんが送ってくれるイチゴ
    私も育ててみたいな。

  • 美味しいいちご
    いちごがどうやって育つのかがわかる観察絵本です
    本物みたいな絵も目を引きます
    一粒のいちごに種が300もあるなんてオドロキです

    読み聞かせ時間は5分弱です

  • 荒井真紀さんの植物絵本はどれも絵が細かくてていねいできれい。この「いちご」もその例にもれず。
    イチゴの生育過程がよく分かります。

  • こどものすきなシリーズ。とくにいちごがいちばん。2023/8
    2023/12購入

  • わー!いちごツヤツヤできれい♪
    と思っていたら、かたくが大きくなっていく過程の子房(種)の様子にゾゾゾっ!鳥肌が立ってしまった(スミマセン)。
    種と、中の白いすじがつながっているのは知らなかった。今度見てみよう。

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著者プロフィール

荒井真紀 1965年、東京都生まれ。16歳より故・熊田千佳慕氏に師事する。自然科学専門の編集プロダクション勤務を経て、フリーのイラストレーターに。自然をテーマにした雑誌や書籍の挿絵の仕事をしている。絵本に『あずき』『じゃがいも』(ともに福音館書店)『あさがお』『ひまわり』『たんぽぽ』(以上、金の星社)『チューリップ』(小学館)などがある。2017年『たんぽぽ』でブラティスラヴァ世界絵本原画展・金のりんご賞受賞。

「2020年 『まどのむこうの くだもの なあに?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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