レミーさんのひきだし

  • 小学館 (2020年11月4日発売)
4.19
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784097250845

作品紹介・あらすじ

耳をすますと、聞こえてくるのは誰の声?

レミーおばあさんのたんすのひきだしには、かつて活躍したたくさんの小物たちがしまわれています。
ある日そこに、チョコレートを宝石のように彩っていた小箱が仲間入り。周りのみんなは、次はどんな役割を与えられるか、ドキドキしていました。時が過ぎるにつれて、小物たちはレミーさんに新しい役割を与えられ、嬉しそうに、次々とひきだしの中から旅立っていきます。だんだんさびしくなっていくひきだしの中で、次第に不安になる小箱。
そんなとき、レオおじいさんが訪ねてきました。

【編集担当からのおすすめ情報】
このお話にでてくる小物たちは、かつて大活躍した小物ばかり。今は役目を終えて、ひきだしの中にしまわれていますが、みんな、次はどんな役割を担うのか、不安と期待でいっぱいなのです。
なんだか、自分に置き換えてしまいそうです。まだ見ぬ未来の自分に希望を持つ小物たちを、応援したい気分になりました。
物も人間も、人生はいいことと、そうでもないことのくり返しなのかも知れませんね。前作『はるとあき』に次ぐ斉藤倫+うきまるワールドを、絵本デビューとなるくらはしれいさんの、少しレトロで異国情緒漂うかわいい絵で彩ります。たくさんのみなさんに読んでいただけたら幸いです。

みんなの感想まとめ

物の役割と人生の移り変わりを描いた心温まる物語です。レミーおばあさんのタンスには、かつて活躍した小物たちが大切にしまわれています。春から夏にかけて、次々と新たな役割を得て旅立つ小物たちの姿は、期待と不...

感想・レビュー・書評

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  • レミーおばあさんのたいせつにしているタンスの中には、素敵で綺麗なんだけど役目を終えたものたちが仕舞われている。

    春になり、夏になり、次々と嬉しそうにかつて活躍した小物が、旅立っていく。
    だんだんと寂しくなっていく引き出しの中。

    それぞれ次はどんな役割りを担うのか、不安と期待でいっぱいな様子がよくわかる。
    人生は、いいこととそうでないことの繰り返しなんだろう。
    未来の自分はどうなんだろう…。
    未来の自分に希望を持つ小物たちに応援したい気持ちになりながら読んでいく。
    ラストは、おばあさんまでとても幸せな未来へと繋がっていく。

    ちょっとレトロで異国情緒漂う可愛らしい絵に癒される。
    そして、大切に扱われた小物たちの未来は明るくて新しい役割りを得ているという素敵な物語。

    • しずくさん
      フォローをありがとうございます!
      『レミーさんのひきだし』にとても惹かれ、本棚登録しちゃいました。
      素敵な本の紹介をして頂き、ひとつの楽...
      フォローをありがとうございます!
      『レミーさんのひきだし』にとても惹かれ、本棚登録しちゃいました。
      素敵な本の紹介をして頂き、ひとつの楽しみがそこに待っていると幸せな気持ちになれますね。
      2023/01/13
    • 湖永さん
      しずくさん はじめまして。

      コメントありがとうございます。

      最近は、絵本をよく手に取るようになりました。
      短い文章の中でも気持ちがよく表...
      しずくさん はじめまして。

      コメントありがとうございます。

      最近は、絵本をよく手に取るようになりました。
      短い文章の中でも気持ちがよく表されています。
      そして、絵にも不思議な魅力があります。
      好きな絵っていろいろありますが、この絵本は文章と相まってとても哀愁がありますよ。

      しずくさん これからもよろしくお願いしますね。

      2023/01/13
  • 花柄のペイントがされた水色のタンス。
    引き出しから何か取り出そうとする女性の後ろ姿に惹きつけられました。

    一番下の引き出しには、
    ガラスのびんや ブリキの空きかん
    金色のリボンに 赤い毛糸玉
    チョコレートの小箱…と、
    どれもレミーおばあさんのお気に入りで次に呼ばれるのを待っています。

    綺麗なびんや包み紙は捨てがたいので、私もびんにはジャムを、包み紙はポチ袋にして使っています。

    冬のマルシェの日にお店に並べられたお気に入りたちはとても誇らしげな様子。
    レミーさんに子猫をあげたレオおじいさんが、
    赤い帽子(!)を被ってやって来ました。びんたちが次々にいなくなり、寂しくて泣いていた小箱にもようやく輝く出番がやってきて…

    一年を巡る物と人の物語です。
    見開きからは木の手触りが感じられて、
    物を大切にして丁寧に暮らすレミーおばあさんの日常が伺えました。
    大人が読むとより心に沁みる物語です。
    タンスのそばに置かれた椅子がニ脚になり、籠の中にリボンを巻いた子猫の姿を見つけるととても温かい気持ちになれました。

  • こども向けというより大人向け?
    素敵な絵に惹かれること間違いなし♪
    主人公もこどもではなくおばあさん☆

  • 子供たちだけに楽しませるのはもったいない
    深い深~い人生のお話
    大人も楽しめる あたたかいストーリー

  • 何かの役目が終わった時、次は自分は何をしたら良いのか?人生の中でも、そんな不安と期待が入り混じった気持ちになることが誰にでも何度か訪れると思うのですが、この絵本は、そんな気持ちを役目を一度終えた空箱や空瓶に置き換えていて、共感が生まれます。
    物を大切にするという話の中に人の生き方や輝き方が詰まっている人生の引き出しみたいな作品です。

  • 絵本だと知らずにe-honで購入
    そうか、そんな視点もあるのか!と驚いて楽しく読んだ
    空き缶や空き箱、リボンに小さなビンなどあるあるだし
    オチもみごとで美しく時間だった

  • 〝レミ-お婆さんの部屋には小さな箪笥がありました。上の引き出しにはお裁縫道具、真ん中には懐かしいお手紙、そしていちばん下の引き出しには、何がはいっているのでしょう?...時々小さな声が聞こえてきます...役目を終えた小物(ガラス瓶やブリキの空缶、花束のリボン、毛糸玉、そしてチョコレ-トの小箱)たちが、レミーさんに新しい役割を与えられるのを、ドキドキしながら待っているのでした〟・・・次々と引き出しの中から旅立っていく小物たちの後に残されたチョコレ-トの小箱の、心あたたまる大人の物語。

  • 昔、引き出しの中をあけたら、浜辺があったという夢を見た。忘れられない夢です。引き出しの中にはいろいろなものが詰まっています。ちょっとふるびたような味わいの絵が素敵です。

  • ブクログの本棚で見つけました。

    表紙に惹かれました。

    表紙に書かれている女性が、レミーさん。
    そして、表紙に書かれているタンス(?物入れ?引き出し?)が、レミーさんの使っている家具。

    この後ろ姿から、どんな女性なのだろう?と想像しながらページを開く。
    濃い茶色の木目模様。きっとこの入れ物は木でできているってこと。
    金属でもプラスチックでもなく、長く使っているものの様子。

    途中、ピクサーのトイ・ストーリーのような感じで、
    ラストは大団円。
    パズルがぴったと収まる感じで終わりました。

    針葉樹が有る赤い屋根の家の絵もすてきでした。
    人間をとても魅力的に描いてありました。

  • 祖母を思い出しました。物は大切にしないといけませんね。美しい物語り。

  • お話の終わり方もいいなぁと。

  • 素敵なお話!くらはしれいさんのイラストも素敵だし、話の終わり方もきれい!レミーさんのような大切に思う心を持ちたい。

  • レミーさんが引き出しに次々としまっているのは、チョコレートの空箱、瓶、リボンなど役目を終えた物ばかりである。読み始めは「役目を終えた小物たち」と同じように読み手も不安になる。このまま捨てられてしまうのではないか、と。しかしその不安はすぐに払拭される。ジャムの瓶、猫の首のリボンと言ったようにレミーさんは実に丁寧に、物をしまい扱い、ふたたび蘇らせる姿を見せてくれるのである。だからこそ最後のシーンが見られるとも言える。小箱の役割も大切だが、ずっとレミーさんの行動を見てきたレオさんの気持ちが読み手にぐっと、迫ってくるのである。内容もさることながら、挿絵がとても素晴らしい。このお話にはこの絵、というマッチングが絶妙。未読の方は是非読んでほしい。

  • 2025.5 小2 ひとり読み
    「レミーさんのひきだしの中に、いろいろなものが入っていて、なんでだろうなと思いました。」

  • 内容的には大人向けか
    人生を一巡したおばあさんと、おじいさん
    そして役目をいったん終えた、紐や箱などが出てきます
    この本もやはり絵が素敵です
    落ち着いた流行の抑え目のカラーパレットが使われています

  • お話も絵もとってもとっても素敵だった!!
    友達にもプレゼントしたくなる一冊。

  • レミーおばあさんのたんすのひきだしには、たくさんの小物たちがしまわれています。
    ある日そこに、チョコレートを宝石のように彩っていた小箱が仲間入り。
    周りのみんなは、次はどんな役割を与えられるか、ドキドキしていました。
    時が過ぎるにつれて、新しい役割を与えられ、次々とひきだしの中から旅立っていく小物たち。
    だんだんさびしくなっていくひきだしの中で、次第に不安になる小箱。
    そんなとき、レオおじいさんが訪ねてきました。

  • レミーさんの引き出しは、お気に入りの、素敵なリサイクルを待つ入れ物たちの場所でした。仲間入りしたチョコレートの小箱は、なかなか出番が来なくてしょんぼりでしたが、ラストで一番晴れがましい役を務めましたね。めでたしめでたし。

  • レミーおばあさんは、たんすのひきだしの一番下に、茶色の小箱を入れる。そこには、役目を終えたたくさんの小物たちが入っている。ある日、キャンディが入っていたびんが取り出され、ジャムのびんになる。砂糖が入っていたびん、花束を結んでいたリボン、赤い毛糸玉が取り出され、新しい役割を与えられる。マルシェの日には、多くの小物たちが使われた。マルシェでも使われなかった小箱が泣いていると、レミーさんに赤い毛糸の帽子をもらったレオおじいさんが、小箱をもらっていく。ある春の日、レオさんが、レミーさんに花束を渡し、一緒に暮らそうと言う。そして、レオさんは、小箱に入った手作りの指輪をプレゼントする。二人は一緒に暮らすことにした。
    ※物を大切にする心豊かな二人がいい。絵も優しく、外国の雰囲気を出している。

  • 絵もお話も装丁もすみずみまで何から何まですき。

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著者プロフィール

斉藤倫 詩人。『どろぼうのどろぼん』(福音館書店)で、第48回児童文学者協会新人賞、第64回小学館児童出版文化賞を受賞。おもな作品に『せなか町から、ずっと』『クリスマスがちかづくと』『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』『さいごのゆうれい』(以上福音館書店)、『レディオワン』(光村図書)、『あしたもオカピ』(偕成社)、『新月の子どもたち』(ブロンズ新社)』絵本『とうだい』(絵 小池アミイゴ/福音館書店)、うきまるとの共作で『はるとあき』(絵 吉田尚令/小学館)、『のせのせ せーの!』(絵 くのまり/ブロンズ新社)などがある。

「2022年 『私立探検家学園2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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