- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097250845
作品紹介・あらすじ
耳をすますと、聞こえてくるのは誰の声?
レミーおばあさんのたんすのひきだしには、かつて活躍したたくさんの小物たちがしまわれています。
ある日そこに、チョコレートを宝石のように彩っていた小箱が仲間入り。周りのみんなは、次はどんな役割を与えられるか、ドキドキしていました。時が過ぎるにつれて、小物たちはレミーさんに新しい役割を与えられ、嬉しそうに、次々とひきだしの中から旅立っていきます。だんだんさびしくなっていくひきだしの中で、次第に不安になる小箱。
そんなとき、レオおじいさんが訪ねてきました。
【編集担当からのおすすめ情報】
このお話にでてくる小物たちは、かつて大活躍した小物ばかり。今は役目を終えて、ひきだしの中にしまわれていますが、みんな、次はどんな役割を担うのか、不安と期待でいっぱいなのです。
なんだか、自分に置き換えてしまいそうです。まだ見ぬ未来の自分に希望を持つ小物たちを、応援したい気分になりました。
物も人間も、人生はいいことと、そうでもないことのくり返しなのかも知れませんね。前作『はるとあき』に次ぐ斉藤倫+うきまるワールドを、絵本デビューとなるくらはしれいさんの、少しレトロで異国情緒漂うかわいい絵で彩ります。たくさんのみなさんに読んでいただけたら幸いです。
感想・レビュー・書評
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レミーおばあさんのたいせつにしているタンスの中には、素敵で綺麗なんだけど役目を終えたものたちが仕舞われている。
春になり、夏になり、次々と嬉しそうにかつて活躍した小物が、旅立っていく。
だんだんと寂しくなっていく引き出しの中。
それぞれ次はどんな役割りを担うのか、不安と期待でいっぱいな様子がよくわかる。
人生は、いいこととそうでないことの繰り返しなんだろう。
未来の自分はどうなんだろう…。
未来の自分に希望を持つ小物たちに応援したい気持ちになりながら読んでいく。
ラストは、おばあさんまでとても幸せな未来へと繋がっていく。
ちょっとレトロで異国情緒漂う可愛らしい絵に癒される。
そして、大切に扱われた小物たちの未来は明るくて新しい役割りを得ているという素敵な物語。
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〝レミ-お婆さんの部屋には小さな箪笥がありました。上の引き出しにはお裁縫道具、真ん中には懐かしいお手紙、そしていちばん下の引き出しには、何がはいっているのでしょう?...時々小さな声が聞こえてきます...役目を終えた小物(ガラス瓶やブリキの空缶、花束のリボン、毛糸玉、そしてチョコレ-トの小箱)たちが、レミーさんに新しい役割を与えられるのを、ドキドキしながら待っているのでした〟・・・次々と引き出しの中から旅立っていく小物たちの後に残されたチョコレ-トの小箱の、心あたたまる大人の物語。
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昔、引き出しの中をあけたら、浜辺があったという夢を見た。忘れられない夢です。引き出しの中にはいろいろなものが詰まっています。ちょっとふるびたような味わいの絵が素敵です。
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祖母を思い出しました。物は大切にしないといけませんね。美しい物語り。
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お話の終わり方もいいなぁと。
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素敵なお話!くらはしれいさんのイラストも素敵だし、話の終わり方もきれい!レミーさんのような大切に思う心を持ちたい。
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絵もお話も装丁もすみずみまで何から何まですき。
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6歳0ヶ月の娘に読み聞かせ
ああ、こういうの好き。
私が。
イラストもお話も
雰囲気あるなー
大切にしたいね
『レミーさんのひきだし』にとても惹かれ、本棚登録しちゃいました。
素敵な本の紹介をして頂き、ひとつの楽...
『レミーさんのひきだし』にとても惹かれ、本棚登録しちゃいました。
素敵な本の紹介をして頂き、ひとつの楽しみがそこに待っていると幸せな気持ちになれますね。
コメントありがとうございます。
最近は、絵本をよく手に取るようになりました。
短い文章の中でも気持ちがよく表...
コメントありがとうございます。
最近は、絵本をよく手に取るようになりました。
短い文章の中でも気持ちがよく表されています。
そして、絵にも不思議な魅力があります。
好きな絵っていろいろありますが、この絵本は文章と相まってとても哀愁がありますよ。
しずくさん これからもよろしくお願いしますね。