子育てがんばる、カメムシのおかあさん ベニツチカメムシとボロボロノキ (小学館の図鑑NEOの科学絵本)

  • 小学館 (2021年7月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784097251088

作品紹介・あらすじ

卵を守り、幼虫のために食べ物を運びます。

九州と沖縄の里山に生えるボロボロノキ。
細い枝が折れやすいことから、この名前がつきました。
このボロボロノキの近くでは、まっ赤なカメムシの集団が見つかります。
このベニツチカメムシには、不思議な習性があります。

卵を産んだおかあさんは、お腹に卵をかかえて、大事に守ります。
そして、卵から幼虫が生まれる直前、クリームのような液体を卵にかけます。
この液体には、おかあさんの腸内の共生細菌が入っていて、生まれた幼虫たちが食べる最初の食べ物になります。

幼虫たちが生まれると、おかあさんは、巣から外に出て、ボロボロノキの実をさがし歩きます。
実の重さは、おかあさんの体重の1.5倍もありますが、いっしょうけんめい、幼虫たちが待つ巣に持ち帰ります。
幼虫たちが育つためには、この実の汁が欠かせません。
しかも、実の汁を消化するためには、おかあさんからもらった共生細菌も必要なのです。

幼虫たちが、自分の力だけで食べ物を見つけるようになると、やがて、おかあさんは……。

人々の暮らしのすぐそばで、毎年、くり返される、ベニツチカメムシの細やかな子育てとボロボロノキの四季のうつろいを描く写真絵本です。

【編集担当からのおすすめ情報】
カメムシというと、少し苦手な方も多いかもしれません。
しかし、この写真絵本の主人公のベニツチカメムシは、まっ赤で、とてもかわいらしい昆虫です。
卵を守り、一生懸命、幼虫のために食べ物を運ぶ姿はいじらしく感じます。
しかも、親から子に共生細菌を引き継ぐという仕組みはとても不思議です。
ぜひ、この写真絵本で、昆虫たちの一生懸命に生きる姿を感じていただけたら幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 九州以南にはえるボロボロノキに寄り添うようにベニツチカメムシが生息している。
    ふだんは集団で何も食べずにひっそりと生きているこの虫たちは、5月半ばボロボロノキの果実がふくらんでくると活発に動きはじめます。

    実や葉の汁を吸い、交尾し、メスはタマゴをうみ子育てをするのです。

    〇テントウムシのような赤と黒のコントラスト。
     5月のボロボロノキの実と葉しか食べない不思議。子どもはボロボロノキの落ちた実を食べる。
     森の中で見るベニツチカメムシの集団は植物の実のよう。

  • 死んじゃった時寝てるみたいだし、寝てバリアをしてるみたいなので、笑うところでした。

  • ※図書館で借りた本。その場ですぐ読んでしまった。

  • 4歳4ヶ月

    Twitterで知った最新刊。

    ボロボロノキの木の実を消化できる共生細菌を子どもに受け継ぐらしい
    共生細菌のおかげで体内にエネルギーをためて無駄なエネルギー消費を抑えて夏〜冬の8ヶ月間ほぼ食事を摂らないというからびっくり!
    急遽な食生活。

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著者プロフィール

自然写真家。
愛媛大学農学部環境保全学科応用昆虫学研究室で鳥を研究。教育映画の演出助手などを経て、フリーの昆虫写真家として独立。昆虫の多様で不思議な生態や形態を掘り下げ、独自の視点から撮影を続けるほか、様々な動植物にも目を向け、生き物たちのつながりも観察、撮影する。宮崎県三股町在住。
著書に、『むしこぶ見つけた』(ポプラ社)、『生まれたよ!カメムシ』(岩崎書店)『虫たちのふしぎ』福音館書店、『虫のしわざ観察ガイド』(文一総合出版)、『はじめて見たよ!セミのなぞ』『虫のしわざ探偵団』『虫のしわざ図鑑』以上3点(少年写真新聞社)ほか。

「2022年 『野鳥のレストラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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