つきのばんにん

  • 小学館 (2021年9月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784097251200

作品紹介・あらすじ

月とシロクマが織りなすベッドタイムの物語

「つきのばんにん」とは、お月さまを見守る大切なお仕事のこと。

新しい「つきのばんにん」に選ばれたシロクマのエミールは、森の生き物たちにとってなくてはならない月の光を守るため、毎晩かかさず月のお世話をしていました。

ところがある日、エミールはおかしなことに気がつきます。
なんとお月さまが、どんどん、細く、うすくなっていくのです!

あの手この手でまん丸に戻そうとするエミールですが、月はどんどん細く、まるで糸のようになっていきます。

はたして、お月さまは元どおりのまんまるに戻るのでしょうか。

【編集担当からのおすすめ情報】
月の満ち欠けという興味深いテーマを、静かで美しい物語とともに楽しめる、ベッドタイムにも最適な作品です。なんといっても、シロクマのエミールの表情がとても愛らしい! 読んでいるうちに、つい応援したくなってしまいます。

翻訳を手がけたのは、動物にまつわる数々の作品を生み出してきた絵本作家・あべ弘士さん。あたたかく心地いい言葉が、作品の雰囲気にぴったり寄り添います。

感想・レビュー・書評

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  • 翠さんの本棚から♪
    ここ最近、沖縄戦を中心とした先の大戦に関する書籍ばかり読んでいました。

    辛く、苦しい。
    そんな読書が続いていたので、少し気分転換に返却本を持っていった図書館にて。

    ※もうちょい心を落ち着かせたいので、少し絵本を手にするか♪

    (´ρ`*)コホン
    では、本書の内容を含めた感想を。

    静かな夜にぴったりの幻想的な物語です。

    絵本『つきのばんにん』を読んで、私は静かな夜の空気に包まれるような感覚を覚えた。
    物語の主人公であるシロクマのエミールが、月を見守る「ばんにん」として選ばれるという設定は、まるで神話のような荘厳さと、子どもの夢のようなやさしさを併せ持っている。
    エミールは月の変化に戸惑いながらも、懸命にその光を守ろうとする。
    その姿は、何か大切なものを失いたくないという純粋な祈りのようであり、読んでいる私の心にも静かに響いた。

    月が細くなっていくことに不安を覚えるエミールの気持ちは、自然の摂理を知らない子どもの視点にも似ている。
    けれども、その無垢なまなざしこそが、私たちが忘れかけている「見守る」という行為の尊さを思い出させてくれる。
    月の満ち欠けは、自然のリズムであり、変化そのものが美しい。
    けれども、変化を「異変」として捉え、なんとか元に戻そうとするエミールの姿には、人間の感情の原点があるように思う。

    絵本全体に漂う色彩は、夜の静けさと月のやさしさを見事に表現している。
    濃紺の空に浮かぶ淡い月、森の動物たちの穏やかな表情。どのページにも、言葉以上の語りが込められていて、絵を眺めるだけでも心が落ち着いていく。
    語り口もまた、声に出して読みたくなるような静かなリズムを持っていて、まるで茶室で聞く水の音のように、心を鎮めてくれる。

    この絵本は、子どもだけでなく、大人にこそ読んでほしい一冊だと思う。
    日々の忙しさの中で、空を見上げることすら忘れてしまう私たちに、月を見守るという行為の美しさをそっと教えてくれる。
    それは、誰かを思いやること、変化を受け入れること、そして何より、静かに祈ることの大切さを伝えてくれる。

    よきよき(*´꒳`*)



    <あらすじ>
    「つきのばんにん」とは、お月さまを見守る特別な役目。その大切な仕事に選ばれたのは、シロクマのエミール。森の生き物たちにとって、月の光は安心とやすらぎの源。エミールは毎晩欠かさず、空に浮かぶ月のお世話を続けていました。

    ある晩、エミールはふと気づきます。お月さまが、いつもより細く、うすくなっているのです。心配になったエミールは、月を元のまんまるに戻そうと、あの手この手で工夫を凝らします。けれども、月はどんどん細くなり、ついには糸のようにかすれてしまいます。

    どうして月は変わってしまうのか? エミールの戸惑いと奮闘のなかで、物語は月の満ち欠けという自然の神秘へと優しく導いていきます。月の変化を「異変」として捉えるエミールの純粋な視点が、読者の想像力をくすぐり、夜空の不思議に心を寄せるきっかけを与えてくれます。

    美しい色彩と静かな語り口が、夢と優しさに満ちた世界を描き出す一冊です。



    本の概要
    月とシロクマが織りなすベッドタイムの物語

    「つきのばんにん」とは、お月さまを見守る大切なお仕事のこと。

    新しい「つきのばんにん」に選ばれたシロクマのエミールは、森の生き物たちにとってなくてはならない月の光を守るため、毎晩かかさず月のお世話をしていました。

    ところがある日、エミールはおかしなことに気がつきます。
    なんとお月さまが、どんどん、細く、うすくなっていくのです!

    あの手この手でまん丸に戻そうとするエミールですが、月はどんどん細く、まるで糸のようになっていきます。

    はたして、お月さまは元どおりのまんまるに戻るのでしょうか。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    月の満ち欠けという興味深いテーマを、静かで美しい物語とともに楽しめる、ベッドタイムにも最適な作品です。なんといっても、シロクマのエミールの表情がとても愛らしい! 読んでいるうちに、つい応援したくなってしまいます。

    翻訳を手がけたのは、動物にまつわる数々の作品を生み出してきた絵本作家・あべ弘士さん。あたたかく心地いい言葉が、作品の雰囲気にぴったり寄り添います。

  • 遠くからただ見守るしかできない番人。
    月の満ち欠けに初めて気付いた人ってきっとすごく驚いたんだろうなぁ。
    それともそんなものだと思っていたのかな?
    ただ月があると思っている子には新たな発見に繋がるかもしれない。
    秋の頃に読み聞かせに持っていきたいな。

  • つきのばんにん【みんなの声・レビュー】 | 絵本ナビ
    https://www.ehonnavi.net/ehon00_opinion.asp?NVKB=E00&no=167842

    Zosienka
    https://www.zosienka.com/

    つきのばんにん | 書籍 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09725120
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    おとさんの本棚から

  • 月の満ち欠け観察、月のばんにん、よくできました。
    今夜もつきのばんにん、してくれているかな。
    どの形の月もいいけど、まんまるお月さまは
    きれいでりっぱだなと私も思います。

  • 月の番人になったシロクマさんのおかげで
    月の満ち欠けを自然に学べる絵本♪

    独特な絵と物語で素敵だけれど謎が残る…
    93段のはしごとかホタルのナゾナゾとか
    何か意味があるのかなぁ?

  • 「つきの ばんにん」に選ばれて、張り切って準備に取り掛かるシロクマのエミール。梯子を登って番をするって素敵ですね。月の形が「ちょっと へんだ」と気づいて、真剣に悩む姿がいじらしいなぁ。大きな鳥は、「つきの ばんにん」が交代するたびに教えに来てくれるのかもしれませんね。

  • あらやだ可愛いじゃないの!
    子供は興味なしだったけど、自分のツボにはまった1冊。

  • 私が絵に惹かれて衝動買い
    内容的にも文章量的にもまだ早いかな?と思ってたのに、意外にもよく見てる!
    月の絵が気になるようで、特に月を指してこれは?これは?と聞いてくる
    この本に触れてから、TVで映る月の絵にも興味を持ったみたい
    買ってよかったかも

    月だけでなく、はっぱや蛍の絵にも、これは?としきりに聞いている
    気に入ったのかな


    2歳すぎ
    よく読んで!と持ってくる本の一つ
    つきのばんにん、とタイトルも分かってるみたい
    ストーリーは理解してなくて、相変わらずこれは?これは?だけど、絵を見るのは好きみたい
    よかった!

    ひとつだけ難点なのは月の満ち欠けが逆になってるところ
    これは買って読むまで気づかなかった…

  • 月の満ち欠けの絵にすごく違和感。反対から欠けて行って、反対から満ちてる…と思ったら、描いた方が南半球の方なのですね。見えなくなってもまた戻ってくる、だから大丈夫だよ、というメッセージの他に、日本での月の満ち欠けと比べて反対だね、という知識に繋がる、空を見上げての会話もできるんじゃないかな、と面白く思いました。

    • ゆうきさん
      ぼくも読んだけどたしかにそうだった!
      ぼくも読んだけどたしかにそうだった!
      2021/12/08
  • 新しく「つきのとうばん」になった、白熊エミールと、月の満ち欠けのお話。

    絵がとても可愛らしく、大好き。
    主人公エミールが魅力的なもちろん、他の動物達も、月や風景も素敵。
    エミールと同じくらいの大きさで描かれている「とり」も良いし、最後のページの月にキスするエミールが大好き。

    いつか読み聞かせで使いたい。

  • 3分34

  • しろくまのエミールは、
    「つきの ばんにん」選ばれた。
    一生懸命に月を見ているけれど、
    あれあれ月の形が変わっていく…


    身近にある不思議を
    読者に問いかけている感じがして
    とても面白かったです!
    今度はエミールではなく、
    自分が“つきのばんにん“になって
    どんな形に変化していくのか見てみよう!と
    問いかけると子どもたちも喜びそうだなと
    思いました!!

  • 月の満ち欠けについての絵本。科学絵本ではなくファンタジーに落とし込んでいる。

  • しろくま、だんだん月が欠けていく

  • まず、絵が素敵。任された仕事に誇りをもち、一生懸命やる姿も微笑ましい。月がやせてくるのが心配になり、毎日絵を描いて観察する。そんな主人公の健気さが愛おしい。きっと幼い人たちが読んだら、自分と番人を重ねて、気持ちを共有するのだろうな。

  • どうぶつクラブの会議で、新しい月の番人に選ばれたシロクマのエミール。おおきなとりがやってきたページで、固まってしまった。もう一度最初のページでちゃんと確認。エミールは『シロクマ』だと。だとしたら、いやっ!とりっ!でかいにもほどがあるだろっ。巨大すぎだわっ!でかすきて全然内容が頭に入ってコン。しかも「ものごとは、おおきくなったりちいさくなったり、きえたと おもったら あらわれたり、するものなのよ」とか名台詞だし、とりのインパクトが凄すぎて、もぉーとりのとりこ。 、、、、、、、、、、、、、ダサッ

  • 月の番人に選ばれたシロクマのエミールは、はりきって月の番をします。
    ところが、まんまるのお月さまがだんだん欠けていって、消えてしまいそうに.....
    その時、鳥がシロクマに言った言葉がしみじみと印象的でした。
    絵も美しくて素敵です。

  • <THE MOON KEEPER>
      
    装丁/中嶋香織

  • お家読みに
    園児くらいが対象かな

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