おこだでませんように

制作 : 石井 聖岳 
  • 小学館 (2008年6月1日発売)
4.45
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  • 247レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097263296

作品紹介

ぼくはいつもおこられる。いえでもがっこうでも…。きのうもおこられたし、きょうもおこられている。きっとあしたもおこられるやろ…。ぼくはどないしたらおこられへんのやろ。ぼくはどないしたらほめてもらえるのやろ。ぼくは…「わるいこ」なんやろか…。ぼくは、しょうがっこうににゅうがくしてからおしえてもらったひらがなで、たなばたさまにおねがいをかいた。ひらがなひとつずつ、こころをこめて…。

おこだでませんようにの感想・レビュー・書評

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  • 私には兄弟がいないし、まだ子どももいないので、この子の気持ちは実際のところ理解していない。

    でも、一年生や二年生あたりに読みきかせをしていて、ポロポロと涙がこぼれてしまう子を見かけることがある。

    小さな子どもの中で、本人も気づかないうちに膨張している我慢や葛藤を、この本と子どもの涙から教えられた気がする。

  • こどもを追いつめすぎ。ありえない。

  • 読み聞かせのために図書室から借りてきて読んだのだが、これを子供たちの前で泣かずに読めるかどうか心配である。

    一生懸命やっているのになぜかいつも怒られてしまう「ぼく」。
    怒られている内容は、実はたいしたことではないのだ。妹と遊んでいるうちに泣かしてしまったり、宿題をやる時間がなくなったり。
    友達に意地悪を言われてやり返したのがやりすぎだったり。
    ふつうの男の子がふつうにやるようなことが、全部大人の都合に合わないことばかりで、それで怒られてばっかりなのだ。

    親として読むと本当に心が痛い。いつもこんなふうに一方的に怒ってしまっている自分がいるから。
    「ぼく」の精一杯の願い「おこだでませんように」を私も忘れずにいようと思った。

  • これは大人(親、先生)が読んで気付くための本で、子供に読む本じゃないと思う。読書感想文の指定図書だったけど、これを読んで子供がどんな感想を書いたらいいのか、甚だ疑問。
    「七夕」が出てくるので、7月にちょうどいいと思って買っちゃったけど、たぶんもう二度と読まない。

  • 小学1年生も気に入っていたし、大人にもしみいるものがある。
    というか、子どもと接する大人のための本だ。

  • 「この子が大人になったときに困らないように」

    そういう気持ちで、子どもに注意をする。
    少しでも助けになればと思っている。

    だけどふと、本当にこれは子どものためになっているのか、
    ただ追いつめているだけなんじゃないかと思う時がある。

    怒ると叱るは違うという。
    ほんの少しの言い方で子どもの反応が劇的に違ったりする。
    それを頭ではわかっているけれど、
    ついカッとなって、声が荒々しくなったりする。

    子どもが読んでくれたのだけれど、
    あの子の気持ちを代弁しているみたいで泣けてきた。
    自分で読んだときは全然大丈夫だったのに。
    自分への戒めになった。

  • 大人も子どもも関係なく怒られたいなんて思っていません。

    怒らないと相手に気持ちを伝えることができないのか。

    きっと、そんなことはないですよね。

    だって彼の気持ちは先生とお母さんに伝わったんですもん。

    これは大人に読んでもらいたい一冊です。

  • 思わず胸に手を当てて考えてしまった。

    子どもはその小さな身体で色んなことを受け止め、
    そして色んなことを考えていることがよくわかる。
    子どもって大人が思っているよりきっと複雑で繊細なんだよね。

    子どもは大人の所有物ではなく1つの立派な人格なんだと
    あらためて思い起こさせてくれる話だった。

  • 悪い本ではない。
    主人公の少年のようなタイプでなくても、本人にはちゃんと理由があってやっていることを大人に説明できず、叱られてしまい、悲しい思いをしている子供は多いと思う。
    でも、これは叱っている大人が読むべき本ではないか。
    もし主人公みたいな思いを抱きながら、主人公のように教師や親に理解してもらうことがない子供はどうしたらいいのか。
    自分がそんな子供だったからこそ、そう思う。
    こういう状況に置かれた子には、こんなストレートな本より、純粋に物語を楽しめる本を与えた方がいい。
    物語の中に逃げ込むことも、救いになるから。

  • 泣けます。

    小学校の教員を目指しているのですが、同じ志を持つ友人から紹介されました。
    「もしいつか担任を持ったら、ぜひ教室に置きたい。」と絶賛していたので、軽い気持ちで読んでみると…。

    1年生になったばかりの少年が主人公です。
    いじわるで乱暴な彼のことを、周囲の人たちは怒ってばかり。
    見えない彼の気持ちはだれにも気付いてもらえません。

    そんな少年が七夕の短冊に綴った、たった一つの願い。

    もし皆さんがどこかでこの本を見かけることがあれば、ぜひ読んでみてください。おすすめです。

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