ふくびき

  • 小学館
4.37
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本棚登録 : 326
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (38ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097264347

作品紹介・あらすじ

おかあちゃんは、なんでもじぶんのことはあとまわし。そんなおかあちゃんへのクリスマス・プレゼントをかいにでかけた、おねえちゃんとおとうと。ふたりがおくった、すてきなクリスマス・プレゼントとは…。

感想・レビュー・書評

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  • 〝「お母ちゃんは、どうしてサンタさんにプレゼント、お願いせえへんの? サンタさんに遠慮してんの?」「そんなこと ないって」・・・私は知ってる。 いつもそうや。 お母ちゃんは、何でも自分のことは後回しなんや・・・ 〟大好きな母への、クリスマス・プレゼントを買いに出かける幼い姉と弟の健気な姿、正直であろうとするお姉ちゃんと母を慕う優しい弟、二人のために、福引の補助券を出し合う大人たち・・・正直な思いとやさしい気持ちを、最高のクリスマス・プレゼントとして受け取った母・・・人の世のぬくもりに涙する。

  • 大好きなお母ちゃんへのクリスマス・プレゼントを買いに出かけた幼い姉と弟。でも、二人が持っていたお金は、全部で80円。そこで、以前買い物でもらった福引の券でバッグを当てようとするが、それは補助券で、あと9枚いる。帰る途中、福引券を拾う。それで福引をして、かばんが当たるが、正直に話してかばんを返す。そんな二人に、周りの人たちが補助券を9枚渡す。福引で当たったケーキを、家に持ち帰って、お母さんに正直に話す。(32ページ)
    ※ほっこりするいい話やな。子どももお母さんも優しくていい。絵も色鉛筆で描かれていて、ほのぼの。

  • 季節柄、クリスマスの絵本をと適当に選んだ絵本。姉弟のお母さんを思いやる気持ち、そしてそれ以上に素直な気持ちに、心が打たれます。こんなに正直な気持ちで子供がら話してくれたら、どんなに嬉しいだろうかと、読み聞かせながらも涙しそうになる絵本でした。

  • 泣ける
    クリスマスのお話しに。

  • キラキラはしてないけどクリスマスに読みたいお話。

  • 読み聞かせをしたら、子どもも大人もしっかりと受け止めとくれた。素晴らしい絵本です。多くの子どもや大人に手に取ってもらいたい絵本です。

  • 優しい世界。拾ったってそこまで正直にならなくても、って思うけれど、子供は素直な事この上ない。(6歳)

  • 2023.12.14 いずみ
    2023.11.16 1-1
    ✳︎
    2022.11.17 6-3
    ✳︎
    2021.12.8 4-1

  • いつもじぶんのことは、後回しのおかあさん。

    クリスマスプレゼントも、子どもたちのものをサンタさんにお願いするばかりで、自分のことは頼んだりしません。
    でも、子どもたちは知っていたのです。おかあさんがバッグをほしいとおもっていたことを。

    二人は、ふくびきを引きに行きます。3等賞は、バッグだったからです。

    くすのきさんの作品には、必ずあたたかい大人と正直でけなげな子どもが登場する。
    それが、古くさいと感じる要因だったりもするが、そういう世界もいいものだと言ってもいいのではないかと思ったりもする。

  • 何度読んでもホロリとしてしまう。
    こんなクリスマスプレゼントがもらえるなんて最高ですね。

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著者プロフィール

児童文学作家。1961年生まれ。徳島県鳴門市在住。鳴門教育大学大学院修了。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などをへて、児童文学を中心とする創作活動と講演活動を行う。絵本の主な作品に『おこだでませんように』(小学館)、『Life(ライフ)』(瑞雲舎)、『ええところ』(学研)、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)、『あなたの一日が世界を変える』(PHP研究所)、「いちねんせいの一年間」シリーズなど多数。2019年、新しい文学のスタイルにチャレンジした短編集『海の見える丘 あなたの未来へ贈る5つのものがたり』)(星の環会)を上梓。

「2020年 『5つの風の絵ものがたり(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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