こうくんとちいさなゆきだるま (おひさまのほん)

  • 小学館
3.83
  • (7)
  • (5)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 140
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097265245

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こうくんが小さな雪だるまを作る。
    お兄ちゃんにはそんな小さいと明日には溶けてしまうよ、と言われてしまう。
    心配で夜こっそり見に行ってみる。
    すると、小さな雪だるまが歩いてどこかへ向かっている。
    追い掛けるとバスがやってきた。
    こうくんも小さな雪だるまと一緒に乗り込む。
    バスの中には他にも雪だるまがたくさんいて、ゆきまち一丁目に到着する。
    そこには、雪のレストラン、雪のプール、雪の服屋、雪の商店街が広がっていた。
    商店街を一通り楽しんだ後、小さな雪だるまは丘の上へ向かう。
    他の雪だるまたちもやってきていて、みんな雪の上を転げまわって体に雪をつけて大きくなろうとしていた。
    こうくんは小さな雪だるまと一緒に転げまわって遊ぶ。
    こうくんがそろそろ帰ると言うと、小さな雪だるまはここに留まると言う。
    寂しいけれどお別れ。
    そして翌朝、庭には小さな雪だるまの姿はない。
    お兄ちゃんはやっぱり溶けてしまったと言うけれど、こうくんは微笑むのだった。

    絵からして幼い子向けかと思ったら意外にしっかりしたストーリーだった。
    ゆきまちは寒いけれど、とっても楽しそう。
    雪のプールは凍えそう。
    微笑んで終わるいいラスト。

著者プロフィール

静岡県生まれ。絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ。絵本に『おばけのドレス』(絵本塾出版)、『るーくんのベッド』(アリス館)、『こうくんとちいさなゆきだるま』(小学館)、『かえるのラミー』(BL 出版)、『のはらでまたね』『つきよのうた』(文溪堂)など。童話に『きみ、なにがすき?』(あかね書房)などがある。

「2023年 『ぞうのフニフとわにのワムくん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

はせがわさとみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×