- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097265306
作品紹介・あらすじ
あ~ん ぱくっ
ぱくちゃんはおいしいものが大好き、食欲旺盛! いろいろなものをどんどん食べていく様子が、既刊の3冊でも連載している「おひさま」でも、大人気! 季節を感じさせる4つのお話が載っています。
にわとり親子の動きのある絵が楽しい「ひなどり」、かみなり親子の回転寿司に新しいすしネタが加わる「あまやどり」、かわいい少女がオオカミ少女に大変身する「まんげつのよるに」、ゆきだるまに冷たいお料理をごちそうになる「しろいあしあと」。背景や小物までていねいで美しい絵が、本の奥行きを形作っています。
【編集担当からのおすすめ情報】
おなかがすいているときには読めません。読み終わったら、絵本に載っているものが食べたくなっちゃいます!
登場するキャラクターもみんなとっても個性的で、おもしろいですよ。
季節の花や出てくる小物、どれも細やかに描かれているので、一度読み終わったあとにぜひまたじっくり見てみてくださいね。
感想・レビュー・書評
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978-4-09-726530-6 33p 2014・1・29 初版1刷
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何ても食べて確かめる青い不思議な生き物ぱくちゃん。
四季に合わせた4つの話が載っている。
「おさんぽこっこ」
ひよこと一緒にお散歩に出掛けるニワトリのお父さん。
行く先々に危険なものがないか、身長になっている。
一緒に散歩について行ったぱくちゃんは、お父さんが警戒した怪しいものに飛びついて食べてみる。
正体はとうもろこしのふさだったり…。
最後の正体は大きなお母さん。
お父さんは吹っ飛ばされるけれど、確かに相手は強かった、とぱくちゃん。
「あまやどり」
あまやどりをしているとかみなり親子の回転寿司を発見する。
いろいろな寿司ネタを次々と食べるぱくちゃん。
これにはさすがの店主も目が回る。
ついにお寿司屋さんにかみなりが落ちて、かみなりの寿司ネタの出来上り。
食べると体がビリビリしびれる新鮮な味。
お寿司屋さんは大繁盛。
「まんげつのよるに」
お月見の夜、悲しそうな女の子がいる。
女の子は「月を見ると…」と泣きそうになっている。
ぱくちゃんはお腹が空いたのかと思いおだんごを勧めるけれど、まだ悲しそう。
月を見るとオオカミになっちゃうの、と変身する女の子。
みんなが怖がると思って嫌だったそうだ。
ぱくちゃんは怖いどころかかっこいいと大喜び。
みんなでおだんごを食べたり、お月見ダンスをして楽しむのだった。
「しろいあしあと」
ぱくちゃんが赤い手袋を発見する。
中に入るとあったかい。
今度は雪の上の動物たちの足跡を見つける。
最後の足跡は何だか不思議。
実は雪だるまの足跡だったのだ。
雪だるまの足跡を追って、雪だるまに会ったぱくちゃんは、赤い手袋が雪だるまのものだったことを知る。
手袋を拾ったお礼に雪だるまの食事に招待されるけれど、冷たいものばかりでカチンコチン。
シリーズものの4冊目だった。
ぱくちゃんって何の生き物なのだろう。
いもむしのような、貝のような…。
何でも食べる不思議な生き物。
だいたいの絵はかわいいけれど、にわとりたちの絵は独特でちょっと怖かった。
食べ物の絵がおいしそう。