- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097266716
作品紹介・あらすじ
指揮者佐渡裕が初めて手がけた絵本が登場!
2011年にベルリンフィルを指揮し、現在オーストリアを代表するトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督を務める世界的指揮者佐渡裕氏が初めて手がけた絵本。
ひとりでも多くの子供たちにクラシックコンサートに足を運んで欲しいという思いがこもっています。絵は人気絵本画家のはたこうしろう氏。本作に登場する曲は日本人が一番好むといわれる、歓喜の歌で有名なベートーヴェンの『第九』。主人公は6才の女の子。お父さんは指揮者というお仕事をしている。でもお父さんの仕事って何?オーケストラって何だろう。自分ははまだ未就学児童だったから演奏会に行けなくて、よくわかりません。でも大丈夫。やっと小学校にあがったのです。今日はオーケストラの演奏会に行ける日。おめかししてお母さんと一緒にコンサートホールへ向かいます。ホールに入ると、そこにはたくさんの人、人。そしてたくさんの演奏家たち。
舞台が暗くなりお父さんが指揮台に立つと、素晴らしい時間が始まりました……。
感想・レビュー・書評
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はじめてのオーケストラ
2016.11発行。字の大きさは…中。
この絵本は、小学1年生になった女の子が、パパが指揮者を務めるコンサートを初めて聞きに行った感動の物語です。
物語は、みーちゃんのパパが指揮者を務めるオーケストラのコンサートを、小学1年生になって初めておめかしして母と一緒に聞きに行きます。演目は、「歓喜の歌」で有名なベートーベンの「第九」です。
みーちゃんは、
その音を たぐるように 耳を すますと……
楽器の音が 次々に 加わっていきます……
引き込まれるように 音を追いかけると……
みーちゃんは、椅子に座ったまま
心が 躰が 音に合わせて踊り……
うっとりと目を閉じ 聞き入り……
そして楽団員が「歓喜の歌」を歌いだすと……
みーちゃんの躰がぞくぞく、ぞくぞく……とします。
終わると会場から、鳴りやまない歓声に包まれます。
みーちゃんの感動が伝わって来ます。
佐渡裕さん、はたこうしろうさんの本を読むのは初めてです。
【読後】
オーケストラのコンサートを聞いたことがない私ですが、歓喜の歌が聞こえてくるようです。
なお、多くのクラシックコンサートでは、まだ小学校にあがっていない未就学児童はホールに入ることが出来ません。
2021.03.11読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
指揮者本人が手がけた絵本だからか
音楽の魅力がたっぷり♪
でも何より父娘の触れ合いの様子が素敵 -
佐渡さんの絵本ということで。
自分のオーケストラデビューはいつだったか。
なんだか懐かしい気分になった。
全体的には、ちょっと説明っぽいところもあったけれど、第九の音楽描写が素敵だった。
はたこうしろう、結構好きだなあ。 -
2019.2.23市立図書館
小学生になった女の子がお父さんの指揮する第九で演奏会デビュー♪ 佐渡裕さんのお子さんが実際に小学生になってはじめて演奏会に行ってとても楽しみ喜んでくれたということなので、実体験からふくらませたお話なのだろう。物語に沿ってオーケストラとは何か、指揮者は指揮台の上であるいは日常なにをしているのか、あるいはホールでのふるまい、演奏会場で聴く喜びなどの知識や感情がほどほどにおりこまれていて、現実に演奏会デビューする前に読んであげるのもよさそう。はたこうしろうさんの絵がおしゃれでかわいらしい。 -
1年生のみーちゃんが、お父さんの指揮するオーケストラの演奏を聴きに行く話。
第九を初めて生で聴くみーちゃんの素直な感動が伝わってきた。
4年生がもうすぐ連合音楽会なので、読み聞かせする予定。
原作は、指揮者の佐渡裕さん。 -
読了年齢:6歳
市立図書館から借りて読み。
今週末のオーケストラ鑑賞に向けて読んだ。(今回は未就学児
その後実際オーケストラを見て感動?かなり気に入ったようだが、本を読んだから楽しかったかは不明。頭の中で紐付けはされていなかったので…
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音が聞こえてくるよう。この世界観を絵で表現するなんて、はたこうしろうさんの画力、構想力は尋常じゃありません。読んでいて、胸が高鳴りました。
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子供とコンサートに行きたい!
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20201209
初めてのオーケストラコンサートに行く、女の子の話。
実体験から出た話のようで、身近に感じられた。
絵も素敵だし、ワクワクドキドキが伝わってとても良かった。
男の子の話は外国の絵本であったので、それも読みたいなぁ。
(そっちを探しててこの本に行き当たったのだけど)