かちかちやま (日本名作おはなし絵本)

著者 : 千葉幹夫 井上洋介

• 小学館 (2009年4月2日発売)

作品紹介・あらすじ

『かちかちやま』
おばあさんを殺されたうさぎの敵討ちのお話。

かわいがってくれたおばあさんが、たぬきにだまされ殺されてしまいました。嘆き悲しむおじいさんにかわって、うさぎはかたきを討とうとします。昔話の名作を千葉幹夫先生の文章と井上洋介先生の絵でおくります。

感想・レビュー・書評

[aoiさんの感想 · 2019年1月21日]

田島征三さん版のかちかち山を読む前に、他のバージョンを知りたく読了。千葉幹夫さん文、井上洋介さん絵。狸の登場前に、庭で3粒の豆を拾いその一部を植える描写と、ふたりが可愛がる兎ときな粉を食べる描写あり。後者について。おばあさんが殺されたところを通りがかる赤の他人ではなく、以前から交流がある兎のバージョンもあると聞いたことがあったので、それほど驚きはない。前者の設定は不要と思う。ばば汁の描写なし。「まつやに」から「とりもち」へ変更あり。井上さんの可愛らしい絵でマイルドな印象。松谷みよ子さん解説あり。

[nikofuuさんの感想 · 2018年1月20日]

0歳。
絵が地味かな。
絵本を見るというより、寝る前の素話で。
少し長いかな。

うさぎが最後、おじいさん、もうなくなーと
急いで帰り、おばあさんのかたきをとりましたよーと
いうところですっきりする。

[yosshieさんの感想 · 2014年9月26日]

図書館で借りてきた本。
けっこう残酷に書かれていました。
そのほうが教訓としていいって聞いたことあります。

著者プロフィール

1944年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。児童図書専門出版社に勤務の後独立。児童図書の執筆、評論の筆をとる。『舌ながばあさん』で第33回講談社出版文化賞受賞。『にっぽん妖怪地図』（角川書店）『妖怪の日本地図』（全6巻、大月書店）など。

「2016年 『めざせ！妖怪マスター　おもしろ妖怪学１００夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」