ちからたろう (日本名作おはなし絵本)

  • 小学館 (2010年2月1日発売)
2.80
  • (0)
  • (0)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 100
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784097268840

作品紹介・あらすじ

垢から生まれた力持ちの男の子のお話です

「ちからたろう」は、おじいさんとおばあさんの、なんと「垢」から生まれた男の子。大食らいで力持ち。お寺の釣り鐘よりも重い金棒を振り回し、御堂こ太郎や石こ太郎を家来に従え、村を荒らすばけものと対決です。雄大なスケールの昔話の醍醐味を十分に堪能できます。
岩手県を主とした、東北地方で語り継がれてきた昔話です。

【編集担当からのおすすめ情報】
伊藤秀男先生のダイナミックな絵が、お話と見事にマッチした絵本です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちからたろうって、人間の垢(あか)から産まれたのか…!!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「ちからたろう」のお話、どこかで読んだことがあったのですが、ちからたろうがどうやって産まれたのか?という部分だけ、記憶が抜け落ちていました。
    今回、「ちからたろう」を読み直すことで、その部分もわかり、スッキリしました。

    文章はとても読みやすく、「ぎっどと ぎっどと」「がっぎん がっぎん」などの擬音が、8割のページに書かれていました。
    読み聞かせではつっかえてしまいましたが、言葉としては印象に残り、おもしろかったです。

    絵は「小学生の絵画や版画のような絵だなあ」という印象です。
    下手とかそういう意味ではなく、小学生からみると自分が描く絵に似ている絵ということで、親しみがわくのではないかな、という意味です。

    ただ、鬼と主人公・ちからたろうが対峙するいちばんの見せ場で、ちからたろうの赤茶黒い姿が背景となじみすぎていて、しかもちょうどページの割れ目あたりに描かれていたため、一瞬ちからたろうがどこにいるか、わからなくなってしまいました。
    姿形もちからたろうより鬼の方が大きく、せっかくちからたろうが踏ん張る場面なのに、鬼の方に目がいってしまって、惜しいな…と感じました。
    真正面から素手で鬼に立ち向かうところは、素朴なちからたろうらしいなと思いましたが、ちからたろう強さを見せるためにはアングルになにか工夫があってもよかったのかもしれません。

    また家来のみどうたろうと石こたろうが、鬼に飲まれてしまう絵は、見開きで2場面描かれており、あたかも鬼が2匹いる?!ような錯覚を起こしてしまいました。
    鬼の絵としてはすごく迫力があって、保育園児くらいの子はこのページの絵を見たら、トイレに行けなくなるくらいの怖さだっただけに、こちらも「惜しいな…」という印象です。

  • 3歳からおすすめ。
    日本の昔話は面白い!
    巻末の千葉幹夫さんによる解説は勉強になります。
    迫力ある力強い絵柄は、今の子どもたちには、とっつきにくいかも。でも、おすすめしたい。

  • むかしむかし。おじいさんとおばあさんが垢を集めて人形を作りました。すると、人形は生きた子どもになり、大きくなって、力持ちのちからたろうとなりました。ちからたろうは金棒を作ってもらって旅に出ます。同じく力持ちの、御堂をかついだみどうたろう、岩を数珠にしている石ころたろうを家来にして旅を続けた。そして、大きな屋敷の娘が化け物に生け贄にされるところを助けてやり、それぞれ結婚して、じさまとばさまも呼んでやり、幸せにくらしましたとさ。
    岩手県を中心とした東北地方の昔話。
    里人と山人の融合した3人の太郎の化け物退治。暑苦しいほどの絵がこの昔話にあっている。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

杉山亮(すぎやま・あきら):1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼稚園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。主な著書に『子どものことを子どもにきく』(ちくま文庫)、『あなたも名探偵』シリーズ(偕成社)、『たからものくらべ』(福音館書店)、『青空晴之助』『児童書作家の思いつき』(仮説社)などがある。また、ストーリーテラーとして「ものがたりライブ」というお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている。

「2023年 『子どもをおいて旅にでた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉山亮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×