- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097268857
作品紹介・あらすじ
茶釜に化けたたぬきのかるわざをごらんあれ
お寺に迷い込んだたぬき、人に見つかりそうになり茶釜に化けたのはよかったが、火にかけられて熱い熱いところげまわるうちに、もとのたぬきに戻れなくなってしまいます。
古道具屋の親父さんに拾われたたぬきは、お礼に軽業の芸を見せて大人気。大もうけした後は、お寺でのんびりと暮らしたということです。
館林市の茂林寺に伝わる伝説をもとに、動物の恩返しのお話が融合して、愉快な昔話になって伝わってきたということです。
感想・レビュー・書評
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題名は知っているけれど、いまいち内容をはっきり思い出せない昔ばなしのひとつ。絵の親しみやすさから手にとってみたところ、笑いあり、ほっこりあり、の楽しい仕上がりだった。これが一番世に知られている展開なのかは不明だけれど、ハッピーエンドなのは満足感を高めてくれそうだ。
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やさしい人がたくさん出てきて、よかった。たぬきもかわいかった。もりんじにいまもちゃがまがあるのか、きになる。
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2019.02 3-2
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子どもへの読み聞かせに、自身の幼年以来、久方ぶりに手に取りました。内容は忘れていましたが、おじいさんとタヌキの絆にほっこりしました。おじいさんの慈悲深さと優しさに心が温かくなる物語ですね。
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「お寺に迷い込んだたぬき、人に見つかりそうになり茶釜に化けたのはよかったが、火にかけられて熱い熱いところげまわるうちに、もとのたぬきに戻れなくなってしまいます。
古道具屋の親父さんに拾われたたぬきは、お礼に軽業の芸を見せて大人気。大もうけした後は、お寺でのんびりと暮らしたということです。
館林市の茂林寺(もりんじ)(群馬県)に伝わる伝説をもとに、動物の恩返しのお話が融合して、愉快な昔話になって伝わってきたということです。」
見やすさ◎
日本語のおもしろさ〇 -
2021.7.15 1-1
2021.5.20 1-2 -
2020.6.13
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装丁/田辺卓(t-room)
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2019 仲よし高学年
29年度 3-2 読書旬間(昔話)
8分 -
H30.10.31 おはなし会 3年1組 3年2組
H29.3.8 おはなしの部屋(トワイライト) -
絵かわいい。
たぬきさんって間抜けな役多いなあ。 -
群馬県館林市に実在する茂林寺に伝わる伝説。見世物小屋で潤った古道具屋のおやじと狸が縁側に並んで座り、団子を食べながら今後の人生について語るシーンがとても気に入った。
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お寺に上がり込んで団子を食べようとしたたぬきが見つかりそうになり咄嗟に茶釜に化ける。
檀家さんが持ってきてくれたのだろうと、見事な茶釜は磨かれそのまま火に掛けられてしまう。
小僧は茶釜が声を出すので怖がるが、和尚さんは見事な茶釜だからそいうものだのだろう、と取り合わない。
たぬきは逃げ出すが、火に掛けられたせいか元に戻れなくなる。
そこを古道具屋の男が通り掛かり、これはいい茶釜だと拾って帰る。
夜になると茶釜が動きだし、元はたぬきで戻れなくなったことを話す。
更に、お礼に軽業の芸を見せるので見世物小屋を建ててくれと言う。
男は言われた通りに見世物小屋を建て、連日大繁盛。
たくさん儲かったので見世物小屋は閉め、古道具屋はお茂林寺に茶釜を寄贈するのだった。
最後がまた最初のお寺に戻るのがちょっとかわいそうで滑稽。
だと思ったけれど、別にそういう落ちではないらしい…。
見世物小屋の場面はとても華やかで楽しそう。
茂林寺は実際に存在して、分福茶釜の元になった茶釜が今でも安置されているのだとか。
その茶釜でお湯を沸かすと尽きることがないのだとか。 -
有名な昔話を読んであげたくてかわいい読みやすい絵の本を探していました。こんな話だったんだね。スッカリ忘れてました。
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2010/4/1