ゴッホの絵本―うずまき ぐるぐる (小学館あーとぶっく)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 392
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097271116

作品紹介・あらすじ

鑑賞する名画から体験する名画へ。絵画との新しいコミュニケーションが生まれる画集絵本。

感想・レビュー・書評

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  •  名画が、大胆にも絵本にされた。
     そもそも絵画は、その全体で表現されているものなのに、著者は、絵画の一部を切り取って挿絵とし、それに基づいて創作したポエムを載せた。これはアリなのか。

     しかし、である。
     絵画を鑑賞ではなく分析するには、全体を大雑把に把握したのち、部分を一つずつ検証する。最後に、再び全体を見て絵画のメッセージやテーマを考え、自分に置き換えて主観的に考えてみる。こういう手順でおこなう。

     この絵本は、この作業に近い。「全体の絵」の隣ページに、著者が読み取った(分析した)「絵の一部」をピックアップして、詩にしている。
     分析という観点でいえば、親切すぎる。ほんとうは自分の力で読み取るようにしたいものだ。

     と、書いたところで、帯に「鑑賞する名画から体験する名画へ」と記されているのに気が付いた。

     なるほど、そういうことか。
     
     それでもしかし、「鑑賞」もしておきたい。
     それにはやはり、分析の手順どおりに「全体」の把握をしてから「部分」を見るようにするのが良いだろう。

  • 名古屋市美術館の図書室にありました。
    子供が美術館に来て、絵に興味を持たなかったら、この絵本のシリーズを見せて、
    お話を聞かせてあげれば、絵を見るのに興味を持つかもしれません。

    あるいは、絵本を読んだ親が、絵を見ながら、このえほんのようなお話を子供にしてあげるとよいかもしれません。
    これから絵を見に行く前に、どんな絵かを調べたり、見に行った後にどんな絵だったかの感想をまとめるときにも参考になります。

    美術館で常備してもらえているとありがたいと思いました。

  • このシリーズは大好き。市美術館にいったら必ず。
    作風とか解説とか、わかりやすくて入りやすい。すてきなえほん。
    イエロー、完璧な休憩。

  • 小学生の時に図書館で借りて読んだ大好きな絵本。
    絵画とか全く詳しくありませんが、ゴッホのこのタッチはいいなぁと、改めて思いました。わかりやすい解説が載っているのもいいですね!
    絵画に興味を持つ、ちょっとしたきっかけを作るのに大変適した絵本なんじゃないかなと思います。

    シリーズ制覇したい…\(^o^)/

  • 幸せすぎる本だよー。黄色。
    小学生の時?に買って貰ったのー
    ルーブル展に行ったら、売店でまた出会いました。
    うずまきぐるぐる。

  • この絵本でゴッホが大好きになった!
    ゴッホについての説明もすごくわかりやすいし、おすすめです☆

  • この絵本は、息子が幼稚園生の時に発行されたました。ゴッホの作品に「うずまきぐるぐる」と言葉のリズム。なんて素敵な試みなんだろうと私は感激してすぐ購入して何度も子供達に見せました。子どもは素直にこの「あーとぶっく」をとても喜んで受け入れ、何度も読んで欲しいとせがみました。美術に疎い私もゴッホが身近に感じられ嬉しかったです。

  • あまり絵に興味をもつことのない人生だったので、ゴッホの絵をこんなにじっくり見たのは初めてかも知れない。色やタッチで素人目にも気分の移り変わりがわかる気がする。作品を紹介する詩のような文章や擬音語が絵の見どころに誘導してくれる。

  • ゴッホ、オランダ、享年37歳
    現役時代は画家として認められることはなかった

    ひまわり
    糸杉と星の道

  • 0y3m
    色彩感覚を育ててくれるかな?という思惑とゴッホ好きのため借りてきた本。
    まだまだ興味はなさそうです…

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著者プロフィール

監訳*結城昌子(ゆうき・まさこ)
武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、エッセイスト。1993年以降、子どものためのアート絵本の企画、制作をきっかけに子どもとアートをつなぐ活動を開始。「名画に挑戦」と銘打ったオリジナルのワークショップや講演、そのほか小中学生を対象とした各種コンクールの審査などを続けている。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞、久留島武彦文化賞受賞。代表作に、『小学館あーとぶっく』シリーズ 画家別13巻、『ひらめき美術館』全3巻、(以上小学館)、監訳『直感こども美術館 見てごらん!名画だよ』『直感こども美術館 すごいぞ!ニッポン美術』(西村書店)などがある。

「2018年 『フェルメール この一瞬の光を永遠に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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