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Amazon.co.jp ・本 (120ページ) / ISBN・EAN: 9784097273622
作品紹介・あらすじ
台湾から世界にブレイク。切なさが心にしみるベストセラー大人向け絵本。
台湾で大ベストセラーとなり、心にしみる言葉と美しく繊細な絵で、アジアから欧米へと人気が拡大しているジミーの大人向け絵本第3弾です。視力を失ってから閉じこもるだけの生活になっていた少女はある日、一歩を踏み出すことを決意します。「どこまで行けば、幸せに会えるのだろう?」地下鉄に乗って、少女の旅は始まります。忘れていた子どものころの思い出へ、まだ見ぬ未来へ、心の底に沈めた悲しみの世界へ……。あきらめと希望、悲しみと喜び、闇と光……、様々な思いが交錯する中、少女は音で、香りで、自分の生きている世界を感じ、ときにつまずき、迷いながらも、明日へ手をのばす勇気を手にするのです。一歩踏み出す勇気を与えられる一冊です。
感想・レビュー・書評
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再読。何と言っても丁寧で繊細なジミーさんの絵がステキ。視力を失った少女の絶望と希望がジミーさんの優しさに包まれた絵と言葉で描かれている。一歩踏み出す勇気を与えてくれるとともに、幸せとは何かを考えさせられる絵本。最後にリルケの「盲目の女」の詩が載っていたり原題が「S ound of Colors」ということもあってか、どのページからも音が聞こえてくるような感じがした。
心に残った言葉
・幸せは ほんの近くに 隠れているかもしれない
・飛び立つ勇気があれば 苦しみから逃れることができる
・明日を信じる心があれば 道を見つけることができる
・つまずき ぶつかって やっと気づく 求めるだけでは 手に入らないのだと
・私も 探してみよう
・心に輝き始めた かすかな光を詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
台湾の絵本。
15歳の盲目の少女のモノローグ。
原題は、"Sound of Colors"、直訳すれば「色の音色」。
絵本の最後の部分で、主人公の少女は語る。
・・・・・・・・・・・
私も 探してみよう
真っ赤な りんごを 金色の 一葉を
心に輝き始めた かすかな光を
・・・・・・・・・・・
それに対応する形で、リルケの「盲目の女」の詩で物語は締めくくられる。
・・・・・・・・・・・
今を生きずに いつ生きるというの
すべての色は 音にかわり 香りにかわる
すべての色は 限りなく美しい音色で応えてくれる
たとえ本を読むことができなくても
木々の間をぬけて吹く風が ページをめくり
私に 優しく物語を きかせてくれる
そして 人の命を 花のようにつみ取る 死さえも
もはや 私の目を つみとることはできない
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盲目の少女が希望を取り戻すところで物語は終わるが、それまでの間に、少女は希望と絶望を繰り返し味わうし、この物語の後で少女が希望を持ち続けるかどうかも分からない。しかし、少なくともそのような希望を持ち続けることが出来る可能性を示唆して物語は終わっている。
絵本の文章のボリュームは小さいが、絵のボリュームは膨大。温かい雰囲気の絵柄と色使いにも希望を感じることが出来る。 -
【45】「地下鉄」ジミーさん作・絵 宝迫典子さん訳 : 【号外】やまねこ新聞社
http://blog.livedoor.jp/yamaneko0516/archives/9336313.html
地下鉄 | 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09727362 -
光を失った少女が、悲しみ、苦しみながらも前向きに歩んでいく姿が、ジミー・リャオ氏のロマンあふれる筆で描かれている。車両には、他作品の登場人物も乗り合わせており、探していくのも楽しい。
物語だけを追うと、主人公の少女にとっては壮絶な体験なのだが、作家の愛情、熱情で展開する絵柄は心を温かくしてくれ、未来への希望が見えてくる。メトロ構内の長い階段や地上に口を開けているメトロ入口などが、台北の原風景と重なって、ページをめくっていて懐かしさを覚えた。 -
希望は光ではない
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色鮮やかな絵がとても印象的な、優しいお話。胸がぎゅっとなる時もあるし、悲しい気持ちもあるけれど、光が見えるようなお話。とても好き。
2016/1/9 -
誰もが傷つき、希望を失った時、心を閉ざし、自分の殻に閉じこもってしまう。そう、誰もがそれ以上に傷つきたくないがため自己防衛するのです。意気地なし! 弱虫!っていわれても、傷つけず守り通したい心や命のためにそうする事ってあるのです。でも、そこから一歩踏み出さなければ希望は見えてこない事もわかっている。
見るべき大切なものを本当に私たちは見ることができているだろうか。盲目の少女には大切なものが見えていると思う。 -
どのページの絵にも、文に書かれていないメッセージがあるようで見入ってしまう。
すごい作家さんだ。 -
”地下鉄の入口で天使に「サヨナラ」と言われた日から
私の目は少しづつ見えなくなった”
繰り返される生きることへのつぶやき。
たくさんの多彩の絵とともに進む心の旅。 -
3部作の最後。私はこれが一番好き。
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ターンレフトターンライトから。3部作がそれぞれ呼応していて素敵!人物の差別化に感動します。
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久しぶりに読んで見た
よかった -
絶望に打ちひしがれたとき、誰もが自分の中の暗闇を歩くのだと思う。本の原題は「Sound of Colors」。盲目の少女が迷い、辿り着く色鮮やかな世界。
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