妖精の騎士 タム・リン

  • 小学館
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本棚登録 : 41
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097273691

感想・レビュー・書評

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  • スコットランドのふるい伝承 タム・リン伝説が気になっています。
    このバラッド(物語詩)に取材したファンタジー作品に
    D.W.ジョーンズの『七年目の魔法』や
    P.マキリップの『冬の薔薇』などがありますが
    特に前者は私の学生時代の偏愛作品…。

    『闇の戦い』のクーパー氏の再話でかなりお話がわかりやすくなっています。
    やわらかな水彩の絵が美しい。
    (ハットン氏はノアの方舟など聖書の絵本も書かれているみたいです)
    お姫さまにしてはスカート絡げすぎの勇ましいマーガレットと
    素っ裸のタムリンに目がテンのシーン、
    表紙にもいる面妖な馬など…突っ込みどころはかなり豊富。わざと・・・ですよね?

    • nejidonさん
      こんにちは♪
      これ、猛烈に読みたいです。
      スーザン・クーパーさんは「コーンウォールの聖杯」を読んで以来です。
      「わざと」かどうか、この眼で確...
      こんにちは♪
      これ、猛烈に読みたいです。
      スーザン・クーパーさんは「コーンウォールの聖杯」を読んで以来です。
      「わざと」かどうか、この眼で確かめたいですね(笑)
      まったくもって、気になる挿絵です。
      ただ、残念ながらこちらの図書館にはおいてありません。
      さて、そこをどうするかですね。
      読む楽しみがまた増えて、ありがたいことです。わくわく。
      2013/05/15
    • imogenさん
      nejidonさん こんにちは。
      気になりだしたらどんどん気になりそうな雰囲気です~。
      リアル本棚の片づけをしていたのですが、この表紙は...
      nejidonさん こんにちは。
      気になりだしたらどんどん気になりそうな雰囲気です~。
      リアル本棚の片づけをしていたのですが、この表紙はどうしても笑ってしまって。
      他の方のレビューに、馬がネタにしかみえない、とあったので
      やっぱりそうだよね??と勇気を頂いて書いてみました。

      私は最近ですが県立図書館のカードをつくってみました。
      県内のほかの図書館にも送ってくれるみたいです♪検索システムが充実してくるといろいろ便利ですよね。
      なかなか読めない絵本や専門書などに、活用させていただこうかなと思ってます♪
      2013/05/17
  • とても有名なおはなしらしい。サトクリフの『イルカの家』にもこのおはなしがお母さんによって語られる場面がある。別の本でも読んだ記憶があって、たぐっていくと『幽霊の恋人たちーサマーズ・エンド』にも同じ話が入っていたとわかった。ブクログに読んだ本を登録しておくと、こういう時便利だね。

  • スコットランドの王女マーガレットは、毎日朝から晩までお城の塔のてっぺんで刺繍をしていました。
    でもマーガレットは刺繍なんか大嫌い。本当はお城の外で冒険がしてみたかったのです。
    ある日マーガレットはお城を飛び出し、カーターヘイズの森へバラの花を摘みに出かけます。
    そこは呪われた森と言われている場所で若い娘が行くと、
    妖精の騎士タム・リンに呪いをかけられて戻れなくなるらしいと噂されていました。
    タム・リンに出会ったマーガレットは彼が幼い頃、妖精の国に連れてこられたと聞きます。
    タム・リンを救うには彼を愛してくれる娘が夏至祭りの夜にあることをすればいいのですが・・・
    スコットランドに語り継がれるバラッド(民間伝承の物語詩)をもとに作られた物語です。
    愛する人を強い意志で助け出そうとする勇敢なマーガレットの姿にうたれます。

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