ローランサンの絵本 忘れないよ (小学館あーとぶっく)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 58
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097277019

作品紹介・あらすじ

ローランサンとの出会いに最適な絵本!

白と青と灰色とピンク色。ほのかに甘いローランサンの色彩。は、幸せ色。絵の中ではきょうもおしゃれな女の人たちがしっとりとしたときをすごしている。さあ、いっしょに訪問してみよう。あなたの幸せ色は何色?

【編集担当からのおすすめ情報】
「名画は、遊んでくれる」というキャッチコピーで1996年に刊行がはじまった画集絵本「小学館あーとぶっく」シリーズは、画家別13巻、『ひらめき美術館』3巻までそろい、発売から15年間で、累計発行部数70万部を超えるロングセラーになりました。
さらに、アートとの新しいふれあいを提案したシリーズとして、第47回小学館児童出版文化賞を受賞。結城昌子さんの、子どもたちにアートを広める長年の活動に対しては、2010年第50回久留島武彦文化賞が授与されました。
お子様とアートの最初の出会いに最適なこのシリーズを是非お役立てください。

シリーズ紹介ページ http://www.shogakukan.co.jp/books/series/_id_B10008
結城昌子公式サイト http://www.artand.jp/index.html

感想・レビュー・書評

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  • ローランサンの絵をゆっくり楽しめる良い構成。
    子どもの目にローランサンはどのように映るのだろうか。
    絵画の鑑賞に慣れてきた子どもたちと一緒に読みたい。

  • なかなかうまく構成されているので⭐️✖️4。

    マリー・ローランサンの作風が自然と入ってくる。

    こういう書籍で絵画好き美術好きの子供が増えればいいなあと思う。

  • マリー・ロ―ランサン これは知ってる。ぼんやりした女の人の絵を描いた女流画家です。まぁ、可もなく不可もなくという私にとってはふ〜んと言う感じの作品。

  • お子さんにも読める優しいローランサンの絵本。私の好きな「ふたりの少女」が表紙でうれしいです。ローランサンの作品の、アンニュイで黒猫のようなつかみどころのなさとセンスの良い色彩はまさにパリジェンヌ。眺めながらしばらくとろけてました。添えてある言葉も優しく、親子で名画に触れるには良いシリーズだと思います。

  • 名画にコメントをつけストーリー風に楽しめます。
    今度、こんなふうに美術館で絵を楽しんでみるのもいいかもって思いました。

  • マリー・ローランサンが好きだ。
    図書館で蔵書検索して何冊かヒットしたなかで、すぐによめそうだったので、借りた。

    ローランサンの心のアパートの住人をたずねるという体で、見開き1Pのなかに、絵とその絵に関する文をそれぞれ載せている。

    *******
    汚れのない 白
    ひめやかな 青
    さびしげな 灰色
    夢みるような ピンク色

    ローランサンの 絵は
    ふんわりしていて
    ほのかに 甘い
    そして ちょっぴり ほろにがい

    やわらかな 色が とけあって
    やさしい ひとときが うかびあがる
    *******

    冒頭のこの文章に強く共感した。
    思っていたことを言葉にしてもらえたようで、嬉しくなると同時に、ローランサンの絵にもっと浸りたいという願望が急激にわき起こってきた。
    美術館や画集で目にしたことのあるものも、このような本の流れで観ると、また新たな感覚で眺めることができる。
    シャネルの肖像は初めてみたけれど、色彩も表情も暗くて、シャネルの気に入らないのもわかるような気がした。
    切なさや気だるさ、優しさやかなしさ、いろいろなふわふわしたものたちが、胸のなかにあふれてくる。
    ああ、すてき。

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著者プロフィール

監訳*結城昌子(ゆうき・まさこ)
武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、エッセイスト。1993年以降、子どものためのアート絵本の企画、制作をきっかけに子どもとアートをつなぐ活動を開始。「名画に挑戦」と銘打ったオリジナルのワークショップや講演、そのほか小中学生を対象とした各種コンクールの審査などを続けている。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞、久留島武彦文化賞受賞。代表作に、『小学館あーとぶっく』シリーズ 画家別13巻、『ひらめき美術館』全3巻、(以上小学館)、監訳『直感こども美術館 見てごらん!名画だよ』『直感こども美術館 すごいぞ!ニッポン美術』(西村書店)などがある。

「2018年 『フェルメール この一瞬の光を永遠に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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