アイヌの霊の世界 (小学館創造選書 56)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098200566

感想・レビュー・書評

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  • 対話形式で書かれているのでとても読みやすく、尚且つ藤村氏の謙虚で正直なお人柄が伺えるような語り口にすっかり引き込まれてしまった。

    アイヌにもインディアンのトーテムやスピリット、夢見の伝統と、非常に似通った部分があるのを初めて知った。元々の民族的なルーツが同じだから当然ではある。

    イナウには口があり、イクパスイで酒を飲ませ、ロケットのようにカムイの元へ発射するらしい…まさかそんなイメージで捉えたことがなかったので、予想外に斜め上の展開に、思わずその様を想像しながら笑ってしまった。

  • アイヌ文化を教わった方という意味で、恐らく今のところ最後の師匠である先生のごく初期の本。
    梅原猛氏と日本の文化基層などを論議していらした前後の著作と思われる。

    最初についたお師匠が、親の敵のようにこの方を嫌っていらして、何となく素直に著書を読んだり、この方独自の研究をまっすぐにとらえることができませんでした。
    流れ流れて(爆)この方の下で学ばせていただいた時も、どうにも素直じゃなかったなと…。

    今ならもう少し素直に読むことができるかなと考えている。

  • 3部構成
    アイヌに関する論述
    シンポジウム アイヌ,霊,古代日本
    鼎談 アイヌ 日本文化の基層
    など手がかりがいろいろ

  • 2009/8/16購入
    2017/9/17読了

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