ミロのヴィーナスはなぜ傑作か? ギリシャ・ローマの神話と美術 (小学館101ビジュアル新書)

  • 小学館 (2014年2月5日発売)
3.80
  • (7)
  • (7)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 147
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784098230297

作品紹介・あらすじ

名画に描かれたギリシャ・ローマ神話の世界

ヨーロッパ文明の大きな源泉のひとつであるギリシャ・ローマ神話の世界。
ミロのヴィーナスに始まるその豊かで多様なイメージを、ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ、アングル、ドラクロワ、モロー、クリムトなどの巨匠たちがどのように表現してきたのか?
ヨーロッパ美術の歴史における名作の数々を具体的にとりあげ、それらの意味や図像の解釈などを踏まえて、美麗な図版とともに、わかりやすく解説していきます。
ヨーロッパ美術の成り立ちと変遷を、それを生み出した精神を通して読み解く、著者の学識と文章力ならではの、画期的な入門書です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高階先生またもや冴えている。学びたい、もっと理解したいという気持ちが高まった。はじめにと一章で示された西洋絵画の枠組みがとりわけ興味深い。写真も紙も良い。

  • はじめに

    第一章 ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?
    第二章 二人のヴィーナス
    第三章 「神々の王」の恋物語―ゼウス
    第四章 悩み多き女王神―ヘラ
    第五章 女神たちの美のコンテストーアテナ
    第六章 厄災の卵を産んだ娘―ㇾダ
    第七章 残酷純潔な月の女神―ディアナ
    第八章 追い回される娘―ガラテイア
    第九章 花を差し出す女神―フローラ
    第十章 黄金の誘惑―ダナエ

    あとがき
    本書に登場する主な神々と人物

  • 4/8はヴィーナスの日
    ヨーロッパ美術の成り立ちと変遷を、
    それを生み出した精神を通して読み解く画期的入門書!

  • コントラポスト
     部分と全体の調和。

  • 今まで別々に見たことのある神話にまつわる絵画を、逸話でまとめて解説してくれるとこんなに分かりやすいのだな、と楽しく読みました。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。

「2024年 『エラスムス 闘う人文主義者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高階秀爾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×