結婚難民 (小学館101新書 3)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250035

感想・レビュー・書評

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  • 青山学院大を卒業後、出版社などの勤務を経て自ら設立した編集企画会社・「ブックシェルフ」において働き方・キャリア・労働問題・働く人の生活実感などをテーマに活躍するライター・佐藤氏が追跡調査した「結婚しない若者たち」の実情。適齢期を過ぎても独身を通している若い男たちは「無責任」とか「甲斐性なし」とか散々な言われようだが、実は「結婚したい」と思える女性が少なくなったのが原因ではと考える。メールの回答が無いと怒る「即レス要求女」・デート中にキレて暴力をふるう「DV女」・セレブ狙いの「薄っぺら女」・さらには男を癒しの道具としてその生気を吸い取る「クーガー女」などなど...世論の多くが男性側に問題があるとする中で「結婚してはいけない女」のパターンを列挙して男性を擁護し、さらには幸せな結婚が出来るように「自信を持て!」と激励するスタンスは新しく、多くの未婚男性に勇気を与えてくれる。

  •  2008年11月11日に阪大生協書籍部豊中店にて購入。2012年3月19日に読み始めて同日読み終わった。週刊誌の記事をまとめたような内容。

  • 2008年刊行。女性の世相をよく知るフリーライターが、結婚をしてはいけない女性像を提示。加えて、男性が結婚しなくなった事情に頁をさく。基本的に男性の収入が重要だが、収入があっても暇がなさすぎ、出会いがなさすぎ、自信を持たせるような状況が少なすぎ、という事情がありそう。まぁ、ラストは期待が持てるような事情も説明するが、ただ、こういう結論であれば、前半との整合性にやや疑問が出るし、印象論に止まってしまい説得力がなくなる。結婚してはならない女性の比率・数値といったデーターが必要と感じたところ。

  • サブカル雑誌的な感じ。
    レッテルを自ら貼って諦めてしまうのは
    わかるような気がする。
    連帯の安心感のような。

  • この本では、女性の著者が、問題のある女性のタイプを13タイプ挙げ、こういう女性たちがいるから、男はそこまでして結婚したいとは思わなくなったと書いている、珍しい本だった。
    ここに挙げられる13のタイプの女性は、みな自己愛の強い問題児タイプである。
    そこまで内面を知っているわけではないので、なんとも言えないのだが、うちの会社の女性にはこの13タイプに当てはまる女性はいないので、恐らくこの本に挙げられた人たちは少数派だとは思う。

  • 女性視点からの男性がなぜ結婚しないか、という点を分析した一冊。多分タイトルをもう少し違ったものにしていれば売れ行きも違ったのではないかと思いますが、女性だからこその視点は自分にとってはさほど新鮮ではなかったというのと、騙されるほうもそれは原因があるでしょうということで共感を呼ぶのは自分の層ではないな、という結論。新たなマーケティング手法としては面白いですけどね。

  • 20代・30代の、結婚したいけどできない男性向けの本。
    女性向けだと思い込んで借りてしまった。。

    「結婚してはいけない女」として、ルブタン女やDV女など…色々挙げられてたけど、そんなんものすごいマイノリティなのでは?
    周りに1人も見たことないけど。

    「非正社員の増加や低賃金が進む世の中、結婚したくてもできない男性が増えている。草食化が進んだり勇気がない男性が増えたわけではない」
    と、再三にわたって著者は擁護してるように思いましたが、要するに草食化なんだよ!と思う。恋愛する機会がない・告白するのが怖いなんて、ただ臆病な草食男子。しょーもない。

  • 「女はカネで男を選ぶ」という誤解。という考えが誤解だと思われます。
    男性にとっては傷心を癒やしてくれる効果がある本です。

  • 焦ってた頃の一冊だな、間違いない。
    この頃は婚活パーティーなぞに行ったりもしてた・・

    ルブタン女、絶食女、週末激変女、通い婚女、スキルアップ女…13の結婚してはいけない女。
    この見方はおもしろい。

    著者は女性だし、時世てきに女性向きかと思いきや、ロスジェネ世代の男性向けだったのかな。
    時代が変わったころ、または自分の立場が変わったころにまた読んでみたらおもしろいかも。

  • 笑ってはいけないところなのかもしれないが、リスカ女の実例はうけた。その部分は「家に帰ったら『おかえり』とニコニコしながら、手首切ってるんです。このときはもう慣れっこだったので、『ちゃんと床ふいとけよ』と相手にもしませんでした。相手にしちゃうと、付け上がって、また何度もやるからです」

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著者プロフィール

佐藤 留美(サトウ ルミ)
ジャーナリスト
ジャーナリスト。企画編集事務所「ブックシェルフ」代表。
1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て2005年株式会社ブックシェルフ設立。『週刊東洋経済』『プレジデント』『週刊ポスト』『日経WOMAN』などに人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。最近は特に、働く女性をテーマにした題材が多く、『ホワイト企業 女性が本当に安心して働ける会社』(経済産業省監修、文藝春秋)では女性社員インタビュー、企業紹介ページの一部を担当。東洋経済オンラインにて「ワーキングマザー・サバイバル」を連載。プレジデントオンラインにて「結婚と仕事 女の言い分」を連載。
著書に、『結婚難民』(小学館101新書)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)がある。

「2013年 『凄母(すごはは) あのワーキングマザーが「折れない」理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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