がん難民コーディネーター~かくして患者たちは生還した~ (小学館101新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250134

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    自らが望む治療を受けられない「がん難民」は、約75万人にのぼるといわれます。
    著者はそんな患者たちの相談に乗り、医師や病院の紹介を無償で行なう「がん難民コーディネーター」です。
    がん患者とその家族の悩みはさまざまです。
    著者は彼らの話に耳を傾け、弱気を叱り、そして「大丈夫、大丈夫」と励まします。
    時には貯蓄を切り崩しながら、いつもニコニコと笑って活動する著者と、その活動を支える一部の医師たち―本書はひとりでも多くの「がん難民」を救おうとする彼らの奮闘記です。

    [ 目次 ]
    第1章 私の「がん体験」
    第2章 難民を生み続けるこの国の医療
    第3章 がん難民の「生還報告」
    第4章 がんを生きる、がんと生きる―患者と家族へのアドバイス
    第5章 標準治療から「オーダーメード治療」へ
    第6章 帯津良一医師との対談―がん難民を「救う医師」「殺す医師」
    特別付録 ブラキセラピー実施病院90リスト

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 090605読了。

    「がんとの戦いは、情報戦である」

    患者学の必要性を説いた本。

    がんといっても、治療法は様々。
    摘出、放射線、抗がん剤、ホルモン剤、代替治療…

    西洋医学の限界にも触れている。
    免疫力を高める手法(10か条)も紹介。

    勉強になったのは、
    ホリスティック医療=心と体を一体として考えること
    っていう医療が実際にあるってこと。

    生き方を選ぶことは死に方を選ぶこと。。

    がん難民コーディネーターとして
    無償で活動してる著者はすごい。
    命を救ってるわ。

    それにしても医療現場はめちゃめちゃですね。
    お医者さんすごいよまじで。
    「開業か死か」とも言われる医療現場の実態。

    これも政治責任なんだろうね。

  • ・がんは情報戦
    ・がんになったことを肯定的に受け入れる
    ・平凡なことを続けるのが大事
    ・患者さんの気持ちが大切
      
    情報を知っているか知らないかで治療法や生死が分かれてしまう。
    その状況は改善できないだろうか。

  • この人報道ステーションとかNHKの番組でて一躍有名になった人で、がん難民に話を聞いてあげたり医者との間に入ってやりとりしている、無料で。なんか元は医師なのかと思ったら、出版社勤務だった人で主観的な要素も多かったように思われる。なぜ医師とのパイプを持っているかというと自分が2度のがん体験をしているのに加えて出版社勤務で人脈もあったらしい。やばい、出版社、大企業のメリットが見えてきた。やはりこれからはがんを倒すには免疫を高める態度が求められるんだろうなと思った。

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著者プロフィール

1935年、石川県生まれ。早稲田大学フランス文学科卒業、同大学院中退。出版社勤務ののち翻訳業と執筆業に専念。東京大学、女子栄養大学の講師を務める。著書に『がん難民コーディネーター』『前立腺ガン治療革命』『生きる希望を支えるがん医療・抗がん剤治療のすべて』など多数。

「2022年 『生きる希望を支える乳がん治療』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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